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1962年 日本初の警備保障会社を創業、日本の「安全産業」が始まる
1962年7月7日、わが国初の警備保障会社が東京都港区に誕生しました。セコムの前身である日本警備保障株式会社です。
社員は創業者の飯田亮と戸田壽一ほか3名、資本金は400万円でした。
前の年の冬、浅草の鳥鍋屋で、欧州帰りの友人から「ヨーロッパには警備をする業務がある」と聞き、2人はまだ日本にはないビジネスであることから創業を決意しました。
この警備業は2人が話し合って決めていた「独立の5条件」をすべて満たしていました。
@努力すれば大きくなれる仕事
A誰もやっていない仕事
B人から後ろ指をさされない仕事
C大義名分の立つ仕事
D前金の取れる仕事
「ツテやコネに頼るという安易な方法は取らない」ことにしていたので、ドアツードアの飛び込み訪問を開始しました。しかし、まったく売れません。見たことも聞いたこともない仕事ですから、おもしろがって話は聞いてくれるのですが、成約には至りません。
「契約料金は3カ月前払い」もネックになりました。「後払いなら契約してもいい」という会社はありましたが、断りました。自分たちで決めた通りの仕事をしたかったからです。3カ月歩いて契約件数はゼロでした。
10月に入ってようやく1件、巡回警備を成約しました。東京・麹町にあった旅行代理店でした。
翌年になって、少しずつ契約が取れ始め、新宿にある百貨店の常駐警備もスタートしました。
幸運は続きました。1965年4月から放映が開始された、日本警備保障をモデルにしたテレビドラマ「ザ・ガードマン」が大ヒットしたのです。この番組は最高視聴率が40%を超える人気番組となり、7 年間続きました。営業にもプラスに働き、一気に知名度が上がりました。
セコム株式会社
コーポレート広報部
創業期の東京・神田の本社、
最上階が当時のオフィス
テレビドラマ「ザ・ガードマン」の
メンバーと飯田 亮(中央右側)
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