ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 防災事業のパイオニア、能美防災の高い技術が火災からトンネルを守る
能美防災(株)は、創業以来、日本における防災ビジネスのパイオニアとして、多くの施設に自動火災報知設備や消火設備をはじめとする各種防災システムを提供しています。
研究・開発から製造、施工、メンテナンスまでを一貫するサービス体制を自社で持ち、お客さま一人ひとりのニーズに対して、きめの細かいサービスを行うことで、最適な防災システムを構築しています。
セコムとは1974年から業務提携を始め、2006年にセコムグループ入りし、防犯と防災という社会の安全を守る上で不可欠な分野での大きなシナジーを発揮しています。
今回の現場レポートは、能美防災エンジニアリング本部を訪ね、小川公康係長にお話をいただきました。小川係長は入社以来、トンネルにおける防災システムの設計から施工に携わり、全国のトンネル防災システムの構築に携わっていました。現在では、その経験を生かしトンネル防災システムの営業としてご活躍されています。
Q.現在のお仕事を教えてください。
あまり知られていないと思いますが、トンネルは全国に約10,000カ所もあり、日本の重要なライフラインになっています。ひとたび火災が発生すると、交通渋滞を引き起こし、物流を止めてしまうばかりか、もっとも大切な人命まで奪ってしまいます。消防白書によると、近年でも国内道路トンネルにおける火災の発生件数は、毎年20件程度発生しています。
このような、トンネル火災における被害の拡大を抑制するのが私たちのトンネル防災システムです。この分野では、日本にトンネル防災システムが導入されたころから、手がけておりパイオニアとしての自負を持っています。
トンネルの工事では、国や自治体が主なお客さまになります。トンネルの規模によりますが、8カ月〜3年位と非常に長い期間、そのプロジェクトに関わることになります。契約から実際に施工するまでの間、お客さまとのパイプ役を担うのが私の役割です。
Q.仕事の中で心がけていることを教えてください。
トンネルの中には、さまざまな設備がありますが、もっとも大切な設備がトンネルの防災システムだと思っています。火災などの発生により、システムが稼働するような状況にはなってほしくないのですが、万が一には、素早く稼働し被害を最小限にしなければなりません。こういった人命に関わるシステムを扱っていますので、とにかくスピードを持った対応を一番大切にしています。
また、私たちはお客さまに安全という形の無いものを提供していますので、お客さまとの間には強い信頼関係が必要です。そして、お客さまとの信頼関係を醸成していくには、一つ一つを正しく誠実に対応していくしかありません。「仕事は適正かつ誠実に行う」。これが私のモットーです。
Q.能美防災の強みを教えてください。
能美防災には独自の研究・開発機関、機器の製造からメンテナンスまで一貫して対応する体制があります。最先端の防災技術の研究開発では、高い技術力を有しておりトンネル防災の有識者会議などでは、知見を求められるほどです。
また、全国にある拠点が、万が一の対応の時には強いネットワークとなり、素早い対応を可能にします。こういった体制があることは、お客さまに質の高いサービスを提供する上でもっとも大切なことだと思っています。
Q.今後の抱負について教えてください。
14年前に「社会に役立つ仕事がしたい」という想いで能美防災に入社しました。その時の想いは今でも変わっていません。私の仕事の原動力は常にそこにあります。
今でも自分が防災システムを手がけたトンネルを通るたびに「いつまでもトンネルの安全を見守ってくれよ」と強く思います。そして、これから防災システムを提供するトンネルには、さらに安全にしていくことを使命に感じています。
これからもお客さまのさまざまなニーズを取り入れながら、世界一安全なトンネル防災システムの提供をめざしていきます。
(参考)
・"全体像"で理解する現場レポート
セコム株式会社
コーポレート広報部
能美防災(株)
エンジニアリング本部
第1営業部
小川公康係長
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