「社会システム産業」とは、安全システムの普及を通じて構築してきた日本最大級の情報ネットワークをベースとして、社会にとって安心で、便利で、快適なサービス・システムを創造し、複合的・融合的に新しい社会システムとして提供する産業のことです。

「社会システム産業」の構築をめざすセコムグループでは、国内にとどまらず、19の国と地域で「安全・安心」を提供しています。今回のコラムでは、ニュージーランドの「セコムガードオールＮＺ（株）」についてご紹介します。

　セコムがニュージーランドに進出したのは2011年４月。オーストラニアのシドニー市にある現地法人、セコムオーストラリア（株）を通じて、ニュージーランドのオークランド市に本社を持つセキュリティ会社、ガードオールＮＺ（株）を買収し、セコムガードオールＮＺ（株）として子会社化したことに始まります。

　1990年12月にオーストラリアに進出したセコムは、オンライン･セキュリティシステムをはじめ、常駐警備、巡回警備、機器の設置・工事、保守点検サービスを提供してきました。以来、大手地場企業や金融機関、官公庁から多くのご契約をいただき、単なるセキュリティ機器の売り切りではなく、設置・工事や保守点検まで、総合的なサービスを提供することで、高い評価をいただいています。

　その一方で、オーストラリアでご契約をいただいているお客さまは、ニュージーランドにも多くの拠点を構えていることが多く、そこでもオーストラリアと同様に総合的なセキュリティサービスを求める声がありました。そこで、そうしたお客さまのニーズに応えるため、ニュージーランドへ進出することで、いずれかの国でのご契約により双方の国でサービスをご提供できる体制を確立。ニュージーランドでも、セコムならではの高品質なサービスをご利用いただけるようになりました。現在、大手金融機関や小売チェーンストアをはじめ、企業や空港、官公庁などにサービスを展開していますが、もちろん、ご家庭や小規模事務所にもサービスをお届けしています。

　オセアニアには4大銀行といわれる大手銀行がありますが、すでにセコムガードオールＮＺはニュージーランド全国の4大銀行に対してセキュリティ機器の保守点検サービスをご提供しています。そして今般、そのうちの一行から、全国500件ものオンラインセキュリティサービスを受注しました。

　オーストラリアやニュージーランドなど、安全に対する考え方や方式も異なる海外でも、セコム方式の高品質な総合セキュリティサービスは高い評価を受け、着実に普及しつつあります。今後もセコムグループでは、海外でのセコムブランドの確立を加速させ、日本だけでなく世界中に「安全・安心」を提供していきます。

（参考)
・セコムガードオール ＮＺ（株）

セコム株式会社
コーポレート広報部