ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 世界最先端の地理情報サービスを提供する(株)パスコ
「社会システム産業」とは、安全システムの普及を通じて構築してきた日本最大級の情報ネットワークをベースとして、社会にとって安心で、便利で、快適なサービス・システムを創造し、複合的・融合的に新しい社会システムとして提供する産業のことです。
今回のコラムでは、「社会システム産業」の構築をめざすセコムグループにおいて、地理空間情報サービスと測量のトップ企業、(株)パスコをご紹介します。
今や地理空間情報は、国土や企業経営の基盤情報として重要な社会インフラとして認識されていますが、パスコは創業以来、航空測量のパイオニアとして国や自治体へ地図を提供するなど、公共性の高い業務を行ってきました。1999年にセコムグループ入りし、地理情報サービス事業の領域でセコムグループがめざす「社会システム産業」の一翼を担ってきました。
パスコは地理空間情報の収集と処理技術において、常に最先端の技術を追求し、これらの技術を活用して作りだされる結果を元に商品・サービスを提供することにより人々の安心で快適な暮らしを支えてきました。
また、航空機を中心とした測量や地表データの取得を行い、そのデータを集積、解析する業務は、官公庁のみならず民間企業にまで裾野を広げ社会基盤情報(空間情報)を活用したソリューションを提供しています。
さらに、積極的に海外進出を図り、フィンランド、ベルギー、ブラジル、インドネシア、タイ、中国に海外拠点を設置。また、今年10月にはアメリカのKeystone Aerial Surveys Inc.を子会社化し、世界7カ国で展開しています。
世界各地に地理情報サービスを提供するパスコ。その特長を、下記にご紹介します。
(1)世界に誇る測量技術
世の中に流通する地図のほとんどは、航空機による測量から整備された成果がベースとなっています。何もないところから地図を作り上げるためには高い測量技術と処理技術が必要となります。パスコはこの高い技術力を活かし移り変わる現実社会に即した地図データの整備、更新を行っています。社会インフラとして認知された地理空間情報の構築技術は世界に誇れるパスコの技術です。
(2)革新的で創造的な利用提案
地理空間情報の革新的・創造的な利用方法の提案に努めています。1974年に地理空間情報を扱う地理情報システム(GIS)の利用研究に取組み、多くの経験とノウハウを蓄積。今日では、これらの技術と新しい技術を融合し、データマイニングや企業防災サービス、空間情報とユビキタス技術を融合した公共資産の管理サービスなどのご提案をしています。
(3)先進技術と研究開発
航空機撮影カメラのアナログからデジタルへの移行期、パスコはいち早いカメラメーカーとの共同研究によりデジタルカメラの実用化を行いました。また、撮影データの反射特性を分析、地表面の状況を判別・特定する研究にも取り組んでいます。2007年には、これまで商業利用として実用化されていない合成開口レーダ(SAR)の研究開発にも取り組み、全世界の空間情報の集積をスタートさせています。
地理情報サービス事業の領域でセコムグループがめざす「社会システム産業」の一翼を担ってきたパスコ。今後もセコムグループは「安全・安心」を世の中に提供していきます。
(参考)
・(株)パスコ
セコム株式会社
コーポレート広報部
合成開口レーダー衛星
「TerraSAR-X」(C)EADS Astrium
地図作成のための撮影を行う
パスコの航空機
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