「社会システム産業」とは、安全システムの普及を通じて構築してきた日本最大級の情報ネットワークをベースとして、社会にとって安心・便利で快適なサービス・システムを創造し、複合的・融合的に新しい社会システムとして提供する産業のことです。

「社会システム産業」の構築をめざすセコムでは、国内にとどまらず、1978年の台湾進出を皮切りに現在18の国と地域で「安全・安心」を提供しています。今回のコラムでは、セコムオーストラリア（株）についてご紹介します。

　オーストラリアで経済成長が始まった1990年、セコムはシドニーにセコムオーストラリアを設立し、1992年から事業を開始しました。事業内容は、オンライン・セキュリティシステム、常駐警備、巡回警備、機器の設置・工事、保守点検の提供です。

　安全に対する考え方も提供方法も日本とは大きく異なるオーストラリアで幅広いニーズに応えるために、単なる安全商品の売り切りではなく、高品質で総合的なセキュリティサービスを提供できる会社としてクオリティの高いお客様からご契約をいただくことに全力を挙げ、実績を積み重ねてきました。

　こうして著名企業から次々と契約を取得。2006年にはオーストラリア４大銀行の一つであるコモンウエルス銀行系で、国内最大級の資産運用会社所有の５棟のビルセキュリティサービスを受注。それを皮切りに銀行、大型商業施設、中心街の高層ビルなどへも市場を拡大。

　さらに、空港を始め社会保険庁、労働省、特許庁などの政府系機関や軍事関連施設でも継続的にサービスをご利用いただいています。2007年にはＡＰＥＣ首脳会議の開催地、シドニーで民間のセキュリティ会社として最大規模の会場警備を担当し、オーストラリアでもセコムに対する信頼感が非常に高いことを印象付けました。

　現在ではキャンベラ、ブリスベン、メルボルン、パースといった主要都市にも支社や子会社を構え、豪州全土のみならず、今年3月に買収した子会社を通じてニュージーランドでもサービスを提供開始。今後もセコムオーストラリアはセコムならではの高品質な総合セキュリティサービスを提供し続けることで「安全・安心」を提供していきます。

（参考）
・セコムオーストラリア　



セコム株式会社
コーポレート広報部