ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 地域に根ざした在宅医療を提供するセコム在宅総合ケアセンター久我山
セコムのメディカル事業は、1991年6月に日本初の民間による本格的な「在宅医療サービス」を提供したことから始まりました。そして、2002年3月、それまでのセコムの医療事業部門と医療関連会社3社を統合して、セコム医療システム(株)を設立しました。
現在では、薬剤提供サービスと訪問看護サービスを中心とする「在宅医療事業」のほか、「IT・ネットワーク医療事業」「介護事業」「シニアレジンデンス」「健康・予防事業」といった幅広い分野で、さまざまなメディカルサービスを提供しています。
今回は、セコム在宅総合ケアセンター久我山を訪ね、千藤茂樹センター長に話を伺いました。千藤センター長は、セコムに入社後、セキュリティスタッフを経験されたのち、会社の留学制度を利用して、アメリカで救急医療を学んできたという経歴の持ち主です。
Q.担当している仕事について教えてください。
セコム在宅総合ケアセンター久我山は、今年6月にオープンした訪問看護や訪問介護、リハビリ、ケアプラン(介護計画)など、在宅で行われる医療・介護サービスを総合的に提供できるセンターです。さらにセコムの提携病院である久我山病院との連携により、適切な医療支援が受けられるなど、地域の医療サービスとしては、画期的な取り組みをしています。
私の役割は、ここで働く看護師や理学療法士、介護福祉士、ホームヘルパー、ケアマネージャーというプロフェッショナルが互いに力を発揮できるように環境を整えることだと思っています。
チームで地域の方々に最高の在宅ケアサービスを提供することを目標にしています。
Q.チーム作りで行ったことを教えてください。
開設当初、まず、私たちが行ったのが、ワーキンググループを作り職種の枠を越えた議論でした。正直にいうと今までは、それぞれが違うフィールドで仕事をしていましたので、議論がかみ合うのか多少不安な気持ちもありました。しかし、皆のご利用者を想う強い気持ちが互いに重なり合ってくると、自然と活発な意見が出てきました。その中で生まれたのが、私たちのビジョンです。
「家で暮らす当たり前の幸せをいつまでも支える」ということをビジョンとし、ご利用者やご家族の笑顔のためにサービス提供すると決めたとき、初めてこのチームが一つになった瞬間でした。
専門性の高い仕事についている方は、ともすると、職種間の垣根のようなものができてしまい、十分なコミュニケーションを取るうえで支障になることもあると思います。しかし、このチームでは、それぞれの仕事を互いに学ぶことができ、個人的にもスキルアップが図れます。こういったことも、このチームの大きなメリットです。
Q.日ごろ、心がけていることを教えてください。
私自身もセコムの提携病院で働いていた経験を持ち、その時にホームヘルパーの資格を取得しました。おかげで時々は、ご利用者の自宅へ伺う機会があります。現場でのさまざまな方との出会いや触れ合いは、私を常に原点に戻してくれます。
20年前にこの医療の現場に飛び込んだ時は、右も左もわからない状態でしたが、一つだけ分かっていたことは、「このサービスは絶対、世の中のためになる」ということでした。
一人の患者さまに向き合い、そこに全力投球する先輩方の姿勢を見て、医療や介護サービスの答えは、現場にしかないことを強く学びました。ご利用者とのやり取りは、私に新たな発想を与え、それが、次のサービス展開に役立っています。
Q.今後の抱負を教えてください。
実は、ご利用者が元気になってしまうと私たちの仕事が一旦終了しまうのですが、究極的には元気になったあとでも、あるいは病気や介護になる前も含めてトータルに安心を届けられるようなサービスをめざしています。
私たちがめざす医療や介護サービスを考えるとき、この在宅総合ケアセンターのオープンは、まだ第一歩だと思っています。これからも、地域の方々が、より安心して安全な在宅生活が送れるように、精一杯、お手伝いをさせていただきます。
(参考)
・"全体像"で理解する現場レポート
セコム株式会社
コーポレート広報部
セコム医療システム
セコム在宅総合ケアセンター
千藤茂樹センター長
チーム一丸となってサービスを提供する
セコム在宅総合ケアセンターの皆さん
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