ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > わが国初、民間会社が運営するPFI刑務所「美祢社会復帰促進センター」
山口県美祢(みね)市は、カルスト地帯の山あいが美しい「秋吉台」が観光地として有名です。この美祢市に2007年4月、わが国初のPFI方式による刑務所「美祢社会復帰促進センター」が開設されました。第1回の「社会システム産業の今」は、同センターを特集します。
美祢社会復帰促進センターは、セコムを代表企業に13社で構成する社会復帰サポート美祢(株)が国と運営にあたっています。民間のアイディアやノウハウを活用しつつ、国と協力していくことで、相互の持ち味を生かして効率かつ効果的に刑務所を運営していくことが可能です。このような取り組みによって受刑者の更生と再犯防止を実現し、国民の「安全と安心」を守っています。
同センターでは、セコムの大規模施設向けセキュリティシステム「トータックスZETA」や出入管理システム、監視カメラシステム、受刑者の施設内の所在を把握するシステムなど、セコムがセキュリティで培ったノウハウや最先端技術を取り入れています。また、十分に訓練を積んだセコムのセキュリティスタッフによって建物内外のセキュリティに万全の体制をとっています。
センター周辺には、刑務所ではよく見かけるコンクリートの高い壁はなく、防犯性を備えたフェンスを張り巡らせることで環境への調和を図っています。さらに受刑者の居室などには、簡単に破壊できない強化ガラスを用い、防犯性能を確保しながら、窓からの十分な採光が取り入れられるように設計されています。
美祢社会復帰促進センターでは、受刑者の生活にかかわる、給食、清掃、洗濯、理美容など一切を民間事業者で行っています。規則正しい食生活、清潔な住環境を整え、社会復帰に向けてできるだけの支援を行っています。
また、業務を行うにあたり、地域との共生の観点により、食材の調達、および雇用など地元の経済効果も考慮しています。
最近では、中古の子ども服を,女性受刑者が仕分け・こん包など行い,国際協力NGOジョイセフを通じて、発展途上国の子どもたちに届けるなど、社会貢献活動にも積極的に参加しています。
今後も一人でも多くの受刑者が更生することにより、「安全・安心」な社会に貢献できるように取り組んでまいります。
セコム株式会社
コーポレート広報部
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