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・韓国で「セコム」と言えば?
皆さんは韓国に行ったことがありますか?ソウルの繁華街である明洞(ミョンドン)地区などに行くと、商店などに貼られているセコムのシールがめだちます。
韓国では、日本のセコムと韓国のサムスングループとが設立したエスワンという合弁会社が、1981年に韓国で初めてオンラインセキュリティシステムを開始しました。韓国国内でトップシェアを誇り、不動の地位を築いています。
韓国で「セコム」といえば、企業ブランドの枠を超え、セキュリティサービスのことを表す代名詞にまでなっています。
・韓国語の挨拶
さて、その韓国で「アンニョンハシムニカ」といえば、日本語の「こんにちは」に相当する挨拶です。直訳すると「安寧でいらっしゃいますか」という意味です。「安寧」という単語を日本語の辞書で引くと「世の中が穏やかで平和なこと」と出ていますが、韓国語でも、「アンニョン(安寧)」は、ほぼ同様な意味です。
先のコラムでも述べましたが、個人にとってのセキュリティについては、「起こるかもしれないさまざまな出来事に影響されず、平穏な日々の生活が続くこと」という解釈が一番しっくりくると思います。セキュリティを表す適確な日本語訳を探すのは、難しいのですが、個人のセキュリティに関していえば、この「安寧」という言葉が、その基本的な考え方を最も良く表しています。
・一番大切なことは幸せなこと
韓国エスワンの英文ウェブサイトで、ご家庭のセキュリティの項目を見ると「The Most Important Thing is Happiness(一番大切なことは幸せなこと)」と出ています。このフレーズは、まさに個人にとってのセキュリティを良く表しています。
日々を過ごしていると、さまざまな出来事に出遭います。この出来事が良いことだけならばいうことはないのですが、残念ながら災害、事故、病気など悪いことも起こるのが人生です。これらの悪い出来事からできるだけ影響を受けず、平穏な日々の生活が続くことが、個人にとっての大きな意味でのセキュリティだと考えます。
・常にセキュリティを意識している言葉
お隣の国では、日々の挨拶で「アンニョンハシムニカ(安寧でいらっしゃいますか)」と常に問いかけるのが日常になっています。親しい間柄では、短くして「アンニョン(安寧)」だけでも挨拶として通じるそうです。このように韓国では、セキュリティを常に意識している言葉が多く使われており、人々の防犯意識にとても役立っていると思います。
(参考)
・安心豆知識「『平穏な日々の生活』が続くことこそ大切」(2011/5/9)
・セコム駐在員による海外犯罪事情「近くて近い国へ 韓国編」
・海外でのセキュリティ(セコム)
・エスワン(韓国セコム)の「家庭のセキュリティ」の項目(英文)
セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
甘利康文
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