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「平穏な日々の生活」が続くことこそ大切

 皆さんはセキュリティ(Security)という言葉から一体何を想像しますか?もともとは、「心配(cure=care)から離れている(Se-)」という語源から来た言葉なのですが、辞書で引いても「安全」「保安」「防犯」「安心」「保護」「防衛」・・・などの例示が主で、しっくりくる説明がなかなかありません。

・セキュリティの日本語訳とは
 先週、10年前の米国同時多発テロをきっかけに始まった「テロとの戦い」に進展があった旨の報道がありました。米国は、このテロをきっかけとして、政府組織に国内のセキュリティに関することを行うための省(Department of Homeland Security)を設置しましたが、この省の役割を的確に表す訳はなかなか難しいのです。

 セキュリティ(Security)という言葉には、通常の安全とは違う概念が含まれています。日米安全保障条約では、英文の正式名称「Treaty of Mutual Cooperation and Security between the United States and Japan」に含まれているSecurityという言葉に対して「安全保障」という訳語をあてています。このような訳を与えることで、「安全」とは違うニュアンスを表現しようとしたのだと思います。

 筆者は、セキュリティを「ある組織のオペレーションが、あらかじめ定めたプラン通りに進み、理由によらず、それが妨げられないこと」と考えています。このように考えると、米国の省の例も、「災害やテロなど、米国のオペレーションを妨げる原因に対応するための省」と、より実際に近い解釈をすることができるのではと思います。

・個人にとって広い意味でのセキュリティとは
 さて、個人の生活という観点では、組織とは「家庭」であり、オペレーションに相当するものとは、家庭における「平穏な日々の生活」であるといえます。すなわち、個人にとってのセキュリティとは「起こるかもしれないさまざまな出来事に影響されず、平穏な日々の生活が続くこと」ということです。

 皆さんのご家庭において「平穏な日々の生活」とは、どのような状態でしょうか?「平穏な日々の生活」については、当たり前だということもあり、普通は意識して考えたことはないと思います。しかし、当たり前だと思っている「平穏な日々の生活」が続くことこそが、広い意味で個人が生活するうえでのセキュリティなのです。

・「平穏な日々の生活」への意識が第一歩
 今回の大震災、そしてそれに引き続いて起こっているさまざまな出来事は、私たちに「平穏な日々の生活」がいかに大切で、かけがえのないものかを教えてくれます。ゴールイメージを明確にするという意味で、「平穏な日々の生活」を明確に意識することが、安心に至るための本当の意味での基点であり、ご家庭におけるセキュリティについて考えることになるということを忘れないでください。


セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
甘利康文

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