ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 65%の都民が治安に不安を感じている
先日、警視庁が治安に関するアンケートを発表しました。8千人強の東京都民に回答してもらった結果です。内閣府が調査したものなどは、これまでにもありましたが、警視庁が実施したのは今回が初めてのようです。それによると、何らかの犯罪に巻き込まれるかもしれないという不安を感じている都民(「大いに感じている」「ある程度感じている」を合わせたもの)は65.4%に上ります(右上の図)。
ここ数年、犯罪件数は減少傾向にあります。都内の刑法犯の認知件数は、ピークだった2002年の30万1900件という数字から、2009年の20万5700件とかなり減少しています。数字上は治安が良くなっていると表現してもよさそうです。今回のアンケートでは、都内の犯罪発生状況が昭和40年代と同等の水準まで回復していることを知っているかどうかを問う設問がありましたが、そのくらい犯罪は減ってきているのです。しかしながら、感覚的には犯罪に対して不安を持っている人がまだまだ多数派であると言えます。
また、自分が犯罪に巻き込まれる不安について問う設問の他に、家族が巻き込まれる不安についても調査しています。中でも、60歳代以上の親が犯罪に巻き込まれるかもしれないという不安を感じている人は71.9%と、自分が巻き込まれる不安(前出の65.4%)以上に親が心配という人がやや多い結果となっています。さらに、50歳代までは子供が思う以上に自分自身の方が、犯罪に巻き込まれる不安の方が大きくなっていますが、60歳代以上では子供が思うほど自分ではあまり不安を感じていないことがわかります(右下の図)。「親の心、子知らず」ならぬ「子の心、親知らず」とも言えます。それだけ、子どもは親のことを心配していることの表われではないでしょうか。
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(参考)
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セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田宏彰
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