ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 6%の泥棒が留守の確認に行うこと
みなさんのご家庭に固定電話はありますか。最近では固定電話を引かずに、携帯電話のみという世帯もあると聞きます。固定電話を利用している場合に、その電話に留守番電話機能はありますか。「うちは黒電話だから、留守電機能はありません」という世帯もあるかもしれません。しかし、家電販売店などで電話機コーナーに行くと、現在売られているほとんどすべてのタイプに留守番機能がついているのではないでしょうか。
2008年12月3日「在宅時の泥棒が増えている?」で書きましたが、泥棒被害の4分の3は、住人が留守の時です。泥棒は多くの場合、留守であるかどうかを確認してから侵入します。その確認方法について警視庁が調べたデータによると、「電話をかけてみる」というものがあります。住人が電話に出るかどうかを見るわけです。住人がいれば電話に出るでしょうし、いなければ呼出音が鳴り続けるか、留守番電話が応えることになります。留守番電話には応答メッセージが最初から録音されているものがほとんどかと思われます。おおかた、こんなメッセージではありませんか。
「ただいま留守にしております。発信音の後にお名前と伝言をお話しください」
しばらく前に、売り場に並んでいる電話機の"留守モードボタン"を片っ端から押してみたことがありますが、すべての電話機から上記のようなメッセージが聞こえてきました。これを聞いた泥棒はどのように思うでしょうか。ある意味、泥棒を呼んでいると言えないでしょうか。
留守番電話には、独自のメッセージを録音することができるのはご存じかと思います。最初から入っている応答メッセージではなく、別のものに変えておくことをお勧めします。例えば、このような応答メッセージはどうでしょうか。
「ただいま手が放せません」とか「防犯のため、常時留守番電話にしております」などといった、居るのか居ないのかがわからない、あいまいなものにしておくのが有効かと思われます。夏休みなどで、長い間留守にするときに「○月×日まで、ハワイに行っています」といったメッセージは絶対にやめましょう。泥棒にじっくりと家捜しされてしまうかもしれません。
このように、留守番電話の応答メッセージを変えるだけでも、ご自宅の防犯レベルをアップさせることもできるのです。ちなみに、昨日、電話売り場に行ってみたところ、「留守にしております」と言う電話機は半分くらいでした。カタログには書いていないものの、防犯を意識した製品も増えてきているようです。
セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田 宏彰
泥棒の留守の確認方法(警視庁)
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