防犯 2026年07月15日

第457回 夏のスリ・ひったくり対策

夏イベントとスリ・ひったくりの罠

花火大会や夏祭り、音楽フェスなど、夏ならではのイベントは多くの人でにぎわいます。
人混みではスリやひったくりといった犯罪が発生しやすいため注意が必要です。
なかでも夜間のイベントは、人混みや暗闇に紛れて逃走しやすいため、犯人には好条件。
また、暗くなると周囲の人の動きや持ち物の状況が見えにくくなり、不審な接近にも気付きにくくなります。

夏場は薄着であるため、財布やスマートフォンをどこに入れているかが外から分かりやすく、狙われるきっかけになることもあります。また、写真や動画の撮影に夢中になったり、おしゃべりに集中したりしていると、周囲への注意がおろそかになりがち。

夏イベントならではのリスクを知り、「普段より少し防犯を意識する」ことが大切です。

スリ・ひったくりに狙われるのはこんなタイミング

スリやひったくりは、力ずくで奪うというよりも、相手の注意がそれた瞬間を狙って犯行に及ぶもの。
特に夏のイベントでは、次のようなタイミングに注意が必要です。

・屋台で買い物をしているとき
財布を出したあと、バッグの口が開いたままになっていることがあります。
・写真や動画を撮影しているとき
スマートフォンに集中し、周囲への注意が薄れがちです。
・行列に並んでいるとき
会話に夢中になっていて、バッグが体の後ろ側に回っていたり、荷物への意識が薄れたりすることがあります。
・人混みを歩いているとき
リュックサックや斜めかけバッグは、荷物が自分では見えない位置になりやすく、知らないうちにファスナーを開けられてしまうこともあります。

「狙われない・盗まれない」ための対策

スリやひったくりの被害を防ぎ、安全にイベントを楽しむためには、事前の持ち物選びと会場内での行動の工夫が欠かせません。

【バッグ選びと持ち方のポイント】
・口がしっかり閉まるバッグを選ぶ
・中身が透けて見えるクリアバッグなどは避ける
・斜めかけバッグは身体の前で持つ
・スマートフォンや財布などの貴重品は内ポケットやファスナー付きの独立した収納を利用
・リュックサックには基本的に貴重品を入れない(入れる場合は、なるべく背中に近い側のポケットなどを活用)

【会場内での防犯ポイント】
・貴重品を1か所にまとめて入れない
万が一の被害を最小限に抑えるため、分散して持ちましょう。
・衣服のポケットに貴重品を入れない
ズボンの後ろポケットにスマートフォンなどを入れて歩くのは、狙われる原因に。
・スマートフォンは使うときだけ出す
写真や動画を撮影したあとは、持ったままにせず、すぐにバッグへ。
特に、慣れない会場で地図アプリを見ながら歩く「ながら歩き」は、周囲への注意が散漫になりがちです。道順を確認するときは、一度立ち止まって確認するようにしましょう。
・荷物を置いたまま場所を離れない
レジャーシートやベンチに荷物を置いたまま席を離れると、置き引き被害につながるおそれがあります。短時間であっても、貴重品は必ず身につけて移動しましょう。
・周囲への意識を保つ
混雑している場所ほど気を引き締め、バッグや持ち物への意識を途切れさせないようにします。
スマートフォンや友人との会話に集中しすぎず、さりげなく周囲に目を配り、近づいてくる人の動きに注意を払うことが大切です。

万が一、被害に遭ってしまった場合は、無理に犯人を追いかけず、自分の安全を最優先にしてください。特に、サンダルや浴衣など走りづらい服装の場合は転倒のおそれもあり危険です。無理な追跡は避けましょう。
犯人の特徴や逃げた方向をできる範囲で確認し、周囲に助けを求めたうえで、速やかに警察へ通報しましょう。
また、クレジットカードの利用停止やスマートフォンの回線停止、位置検索などの手続きも早めに行うことが大切です。

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楽しい夏のイベントですが、犯人はその「楽しさの裏にある油断」を狙っています。
「混雑している場所こそ、荷物への意識を一段高める」という防犯の基本を忘れずに、安全で楽しい夏を過ごしてくださいね。


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2007年発足、セコムの女性メンバーで構成。
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