防犯 2026年07月01日

第456回 侵入は「5分が分かれ目」―あきらめさせるベランダ窓の防犯対策

侵入者が嫌う「5分の壁」

エアコンを使わず窓を開けることが増える季節には、ベランダからの侵入対策をしっかり行うことが大切です。
一般的に、侵入に5分かかると約7割、10分以上かかると犯行をあきらめる割合が高いと言われています。
「侵入できない家」を目指すだけでなく、「侵入に時間がかかる家」にすることを意識しましょう。

【侵入までの時間をかけさせるための工夫】
・窓の鍵は必ず施錠し、補助錠を併用する
・補助錠は窓の上部に取り付ける(侵入者は立ったまま作業することになり人目につきやすい)
・防犯フィルムを全面に貼るなど、窓ガラスを破られにくくする
・窓の開閉や振動を感知する防犯アラームを活用する
・ベランダ周辺に足場になるものや、身を隠せる物を置かない(植栽や置物など)

ベランダの周辺を一度、建物の外側から一度確認してみることをおすすめします。
下の階の室外機など、侵入の足場になりそうなものがないか、また自室のベランダが植栽などによって外から見えにくい環境になっていないかも確認しましょう。

無施錠のベランダ窓が狙われる

暑い季節になると、風を通すためにベランダの窓を開ける機会が増えます。
しかし「家にいるから」「すぐ戻るから」と窓の鍵をかけずに過ごしていませんか。

無施錠は防犯上の大きなリスクです。

警察庁によると、共同住宅への侵入窃盗の侵入口は、玄関などの表出入口に次いで「窓」が多くなっています。
3階建以下の共同住宅では約4割、4階建以上でも約4分の1が窓からの侵入です。

窓から侵入する際の手口では「無施錠」が多いことがわかっています。
ほかにも窓ガラスを割って侵入する「ガラス破り」も多く発生しています。
マンションでは、上層階や屋上からロープなどを使ってベランダへ降りる「下がり蜘蛛」と呼ばれる手口もあり、上層階だからといって安心はできません。

夏こそ見直したい「施錠習慣」

侵入を防ぐために最も基本的となる対策が「施錠」です。
外出するときだけでなく、帰宅後や就寝前にも窓の鍵を確認する習慣をつけましょう。

在宅中でも目にとどかない部屋の窓や、浴室・トイレの小窓などは油断しがちなため、施錠するようにしましょう。
ゴミ出しなどの短時間の留守でも、窓を開けたままにしないよう注意してください。

また、窓の施錠を徹底するだけではなく、泥棒に狙われにくい環境を整えることも重要です。
女性のひとり暮らしでは、洗濯物から性別や生活パターンを推測されないよう干し方を工夫したり、留守を悟られないようタイマー照明を活用したりする対策も役立ちます。

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窓を開ける機会が増える季節だからこそ、ベランダの防犯対策と施錠の習慣を、いま一度見直しましょう。

【あわせて読みたい!関連コラム】
第444回 無施錠とわいせつ犯罪のリスク
第422回 初めてのひとり暮らし、知っておきたい防犯対策
第394回 マンションでも気を付けたい強盗対策

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<制作>
セコム・女性の安全委員会

2007年発足、セコムの女性メンバーで構成。
「安全のプロとしての視点」と「女性としての視点」を活かし、年齢やライフスタイルを問わず、
すべての女性の安全にかかわる啓発活動を行っています。
一人でも多くの女性に、防犯・防災を"自分ごと"として捉え、対策に取り組んでほしいとの想いで
本サイトやセコム公式X、Facebookなどを通じて情報発信しているほか、
企業や学校向けに「女性のための防犯セミナー」を展開しています。

セコム・女性の安全委員会

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 TEL:03-5775-8210/E-mail:media@secom.co.jp

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