第447回 ついてきている?尾行の違和感を見逃さないために
尾行とは?前兆サインと気づき方
尾行とは、特定の相手の行動を追跡し生活パターンを把握しようとする行為。
見知らぬ人だけでなく、別れた交際相手や知人が加害者となるケースも少なくありません。
行動範囲や帰宅ルートを把握されることで、ストーカー被害の入り口になる可能性が指摘されています。
「誰かがついてきているかもしれない」という違和感に早く気づくことが、被害を防ぐポイントです。
【ついてきている?尾行のサイン】
・同じ人物が何度も視界に入る
・曲がり角や信号待ちで、後ろにいた人がそのままついてくる
・店舗に入ったあとも近くにいる
・帰宅ルートを変えても同じ人がいる
尾行の可能性を感じたら、曲がり角で立ち止まったり、コンビニや店舗などに入ったりしてみましょう。また、歩くスピードを変えてみるのもひとつの方法です。
相手の動きに変化があるかどうかを確認できます。
尾行されたらどうする?安全な逃げ方と対処法
尾行の違和感があったら、まっすぐ帰宅しないことが大切です。
まずは明るく、人通りの多い方へ向かいましょう。
コンビニや店舗などに入り、周囲の様子を確認してください。
違和感が続くようであれば、交番や駅など助けを求められるところへ向かいます。
不安な場合は警察相談専用電話「#9110」に相談してください。適切なアドバイスがもらえます。
【日ごろの予防策】
・「ながら歩き」をやめ、周囲に意識を向ける
・夜間は明るく人通りの多い道を選ぶ
・防犯ブザーを携帯する
・ときどき振り返りながら歩く習慣をつける
・エレベーターは乗る前に周囲を確認する
尾行者は「気づかれた」と思うと、尾行をやめることが多いといわれています。
違和感や危険にすぐ気がつくためにも、日ごろから周囲の様子に意識を向けましょう。
尾行を確信したときは、日時や場所、相手の特徴などを記録し、無理のない範囲で動画や写真などで状況を残します。
また、家族や信頼できる人、警察へ早めに相談することが大切です。
小さな気づきの段階で動くことが、被害の深刻化を防ぐことにつながります。
改正ストーカー規制法と「見えない尾行」への備え
近年は、尾行だけでなく、位置情報を悪用した追跡も問題になっています。
「ストーカー行為等の規制等に関する法律(いわゆる「ストーカー規制法」)」の改正により、紛失防止タグなどを使って、本人の同意なく位置情報を取得する行為も規制対象となりました。
【紛失防止タグの悪用による事例】
・車や自転車にひそかにタグを取り付け、移動先を把握する
・贈り物や持ち物にタグを仕込み、居場所を追跡する
悪用される背景として、小型で目立ちにくいこと、インターネットなどで手軽に購入できること、スマホと連携することで離れた場所から位置情報を確認できるなどの点があげられます。
【日ごろからできる備え】
・持ち物に身に覚えのない機器が紛れていないか、定期的に確認する
・不審な荷物や贈り物は安易に受け取らない
・タグ設置を防ぐため、自転車や車は、カメラが設置されているなど防犯性の高い駐輪場や駐車場を利用する
尾行は対面だけでなく、見えない形で行われることもあります。
「おかしいかも」という違和感を大切にし、早期に対処することが重要です。
考えすぎかもとひとりで抱え込まず、早めに相談することが、自分を守ることにつながります。
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尾行やつきまとい、ストーカー被害などのトラブルは、決して他人事ではありません。
防犯ブザーのほか、「Digi Police(デジポリス) 」のような防犯アプリなどで「もしも」の時に備えましょう。
【あわせて読みたい!関連コラム】
・第412回 ストーカー被害を防ぐ!女性のための防犯対策
・第370回 GPSを悪用したストーカーの手口と対策
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