防犯 2022年07月06日

第358回 女性ドライバーも注意!あおり運転されないために

「あおり運転」の被害が報じられています。
車を運転する女性なら、身近な危険としてあおり運転の怖さを認識しているのではないでしょうか。
車に乗る以上、いつ危険なあおり運転に巻き込まれるかわかりません。
あおり運転をされないための心得や、あおり運転を受けた際の対応方法を覚えておきましょう

2022.07.06更新

「あおり運転」の被害が報じられています。
車を運転する女性なら、身近な危険としてあおり運転の怖さを認識しているのではないでしょうか。
車に乗る以上、いつ危険なあおり運転に巻き込まれるかわかりません。
あおり運転をされないための心得や、あおり運転を受けた際の対応方法を覚えておきましょう

あおり運転とは?悪質な危険運転の実態

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あおり運転とは、特定の車に対して威嚇したり、挑発したりして、意図的に嫌がらせをする危険な運転のことです。

【あおり運転の事例】
・前方の車との距離を極端に詰めたり、左右の車に幅寄せしたりする
・急にブレーキを踏むなどして、後方車両の運転を妨害する
・クラクションを過剰に鳴らして威嚇する
・ハイビームを使って、運転を妨害する
・進路を譲るように強要する
・相手の車を執拗に追いまわしたり、突然割り込んだりする

あおり運転のなかには走行妨害だけではなく、罵声や脅し、暴言を吐く、強引に車を止めさせたうえで暴力をふるうなどもあります。

あおり運転の被害が相次いだことから、2020年6月に妨害運転(あおり運転)が厳罰化されています。悪質な場合は懲役刑が処せられ、またさらに妨害運転をした者は、運転免許取り消しの対象になりました。

あおり運転されないための予防策

車を運転していて、「急に目の前に割り込まれた」「後ろの車が車間を詰めてきた」といった怖い経験がある方もいるのではないでしょうか。
あおり運転されないためには、日ごろから周囲に配慮して運転することが大切です。

【あおり運転されないためのポイント】
□ 周囲の車の動きに注意する
□ 安全な速度で走行する
□ 前の車との車両間隔を十分に保つ
□ 急な車線変更、追い越しや割り込みをしない
□ 急発進、急停止はしない
□ 後続車がスピードを出して近づいてきたら、すみやかに道を譲る
□ 不必要にクラクションを鳴らさない
□ ドライブレコーダーを設置し、設置していることがわかるステッカーを貼る
□ 思いやり、譲り合いの気持ちを持って運転する
□ あおり運転をしていると思われる車を見かけたら、できるだけ距離を取る

あおり運転は些細なきっかけから始まってしまいます。
周囲の状況をよく見極めながら、ゆとりのある運転を心がけましょう。

あおり運転を受けたときの対応

どれだけ気をつけていようとも、あおり運転をされる可能性はゼロではありません。
あおり運転を受けてしまった際は、落ち着いて対応しましょう。

【あおり運転を受けてしまった際の対応方法】
・まずは落ち着いて
慌てたり、カッとしたりすると、運転操作のミスにつながります。
あおり運転にあったときは、冷静さを保つことが何より大切。
あおり運転に対して、仕返しをしようとしないでください。

・交通事故を避けてあおり運転から逃げる
人目が多い駐車場、サービスエリア、パーキングエリアなど、交通事故にあわない安全な場所に移動しましょう。
車線上や路側帯で停車すると、後続車を交通事故に巻き込む危険性があります

・あおり運転の車の情報をメモする
同乗者がいない場合、運転中にスマートフォンで撮影するなどの行為はNGです。
安全な場所で車を停止し、車のナンバー、車種、色などの特徴をメモしておきましょう。

・車内をロックする
あおり運転の相手がどんなに騒いでも、決して車外に出て対応しないこと。
窓を閉め、ドアもロックして、車内にとどまりましょう。

・警察に通報する
車内から警察に通報し、警察が到着するまで、待機しましょう。
警察が到着するまでの相手とのやり取りは、スマートフォンで記録しておくと良いでしょう。

* * * * * * * * *

感情的な運転は危険です。
たとえあおり運転をされたとしても、冷静に、気持ちにゆとりを持って対応することが大切です。

車を運転しない女性も、ドライブに同乗するなどしたときにあおり運転を経験することがあるかもしれません。 あおり運転を受けたときや、運転されている方があおるような行為をしそうになったときに「冷静に」とアドバイスできると良いですね。

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