第311回 犯罪多発!女性のための「駐車場」防犯対策 安全な駐車場の選び方
公共交通機関の「三密」を避けるため、マイカー通勤をする人が増えているそうです。自家用車は満員電車と比べて快適な空間ですが、帰宅が遅いときなどは、駐車場で「なんとなく怖いな...」と感じたことがある方も少なくないのではないでしょうか。駐車場は人目につきにくいことから、犯罪やトラブルが発生しやすい場所です。
女性ドライバーが知っておきたい、駐車場の防犯対策を紹介します。
2020.7.22更新
女性にとって危険な場所「駐車場」
月極駐車場やコインパーキングは、不特定多数が自由に出入り可能です。
誰がいても咎められることはなく、さらに駐車中の車による死角が多いため、車上荒らしなどの窃盗犯罪やわいせつ犯罪などの犯行が繰り返されています。
警察庁から発表された統計によると、刑法犯の約2割が「駐車場・駐輪場」で発生しています。
また、自動車窃盗の約7割は、午後10時~午前9時に発生しているそうです。
人通りが少なく、暗がりで人目につきにくい時間帯。
女性を狙ったわいせつ犯罪が多発する時間帯とも重なります。
女性が夜間に駐車場を利用することは、犯罪に巻き込まれるリスクが高いと言っても過言ではありません。
駐車場は身をひそめる場所がたくさんあるので、ひったくり犯やストーカー、不審者などが駐車場で待ち伏せしている可能性も考えられます。
駐車場を選ぶときは、実際に自分が立ち寄る時間帯の様子を確認しておくことが大切です。
女性が安全な駐車場を選ぶポイント
日中は明るく、犯罪が起こりにくそうな場所でも、日が落ちると雰囲気が一変することがあります。
駐車場は死角が多く、人目につきにくい場所にあることが多いので、安全性を慎重に確認したいものです。
駐車場を選ぶ際は、以下のようなポイントをチェックしてみてください。
<安全な駐車場はどこ?防犯チェックポイント>
□ 人通りが多い道路に面している
□ 周辺から駐車場内の見通しが良い
□ 照明が設置されていて、夜間も明るい
□ 監視カメラ、防犯カメラが設置されている
□ 外周が柵やフェンスで囲われている
□ 駐車場の出入り口に、自動ゲートやチェーンがある
□ ルールの徹底や違反に対する警告のポスターやステッカーが貼ってある
□ ゴミや落書きなどがなく、きちんと管理されている
駐車場で危険な目にあわないための防犯対策
女性ドライバーが駐車場でマイカーに乗降りする際は、周囲への警戒を忘れないようにしましょう。
特に夜間は、付近に不審な人影がないか、十分な注意が必要。
駐車場では以下のようなことを意識してみてください。
<女性が駐車場で狙われないための防犯対策>
・駐車場では、スマートフォン操作や通話、イヤホンで音楽を聴くなど「ながら」歩きをしない
・駐車場に行くまでの道は、明るく、人通りが多い道を選ぶ
・バッグの外側など目に留まりやすい場所に防犯ブザーをつける
・車に乗る前、降りる前は、周囲の様子をよく確認する
・車のキーはすぐに取り出せるようにし、解錠したら素早く乗り込む
・乗車したらすぐにドアロックする
車上荒らし、車両盗難など窃盗犯罪にもご用心!
駐車場では、車内の金品を狙う車上荒らし、車両そのものやナンバープレートの盗難、車へのいたずらなど、持ち主がいないときを狙った犯罪も多く発生しています。
自分の車が狙われることがないよう、きちんと対策しておきましょう。
<駐車場でマイカーが狙われないための防犯対策>
・トランクの中にゴルフバッグなど高価なものを入れっぱなしにしない
・ナンバープレートは市販の「盗難防止ネジ」で固定する
・通りから見える場所、人目につく場所に駐車する
・車から離れるときは窓やドアのロックを徹底する
・警報アラームなど盗難防止装置をつける
・車内には現金などの貴重品、車検証など大事なものを置かない
・後付け装着のカーナビはタオルをかけるなどして隠す
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駐車場ではいろいろな犯罪が発生しています。
あらかじめいろいろな可能性を考えて防犯対策をしましょう。
安全な駐車場を選び、狙われないようキビキビと行動することが肝心。
女性ドライバーの心得のひとつとして、覚えておいてくださいね!
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