第353回 大型連休には空き巣対策を!ひとり暮らしの女性ができる窓の防犯
帰省や旅行など、遠出をする機会が増えるゴールデンウイークなどの大型連休。空き巣にとっては、狙いどきでもあります。
ゴールデンウイークを控える今こそ、空き巣の侵入口になりやすい「窓」の防犯を見直しましょう。
ひとり暮らしの賃貸物件でも、窓の防犯を強化することは可能です。
連休中の空き巣対策として、女性でもすぐに取り入れられる窓の防犯についてまとめます。
2022.04.20更新
帰省や旅行など、遠出をする機会が増えるゴールデンウイークなどの大型連休。空き巣にとっては、狙いどきでもあります。
ゴールデンウイークを控える今こそ、空き巣の侵入口になりやすい「窓」の防犯を見直しましょう。
ひとり暮らしの賃貸物件でも、窓の防犯を強化することは可能です。
連休中の空き巣対策として、女性でもすぐに取り入れられる窓の防犯についてまとめます。
大型連休中は空き巣対策として「窓の防犯」を忘れずに!
2020年の警察庁の統計によれば、住宅侵入の多くは「窓」からおこなわれています。
一戸建て、3階以下の共同住宅では約50%、4階以上であっても約30%は窓から侵入されています。
2階以上の部屋に住んでいると油断しがちですが、「下がり蜘蛛」といって、上からロープを伝って窓から侵入する手口もあるので、必ず窓の防犯を徹底しましょう。
また、住宅侵入の手口として最も多いのは「無締り」です。
無締りとは、鍵をかけ忘れた窓やドアから侵入すること。
次いで多いのは、「ガラス破り」となっています。
統計からもわかるように、ひとり暮らしの女性が空き巣に侵入されないためには、「窓の防犯」がとても重要なのです。
【あわせて読みたい!セコムのコラム】
・侵入されやすい家とは?
※セコムが運営する「家庭の防犯対策」のページです
連休中の空き巣を防ぐ窓づくり
空き巣の侵入口のひとつである「窓」。
空き巣に狙われないよう、窓の防犯性を高める必要があります。
<侵入されない「窓」の防犯強化策4つ>
(1)「補助錠」を設置してダブルロックに
空き巣対策としてまず「ダブルロック」を検討しましょう。
ダブルロックとは、1つの窓に2つ以上の鍵を設置すること。
窓の防犯性を強化する補助錠は、ホームセンターやインターネット通販などで購入できます。
取り付けや取り外しが簡単で、賃貸物件でも使えるタイプのものがたくさんあります。
(2)窓に防犯フィルムを貼る
窓まわりの防犯性を高めるには、ガラス破りを防ぐ「防犯ガラス」が安心。
しかし、賃貸物件では、窓ガラスそのものを防犯ガラスに交換するのは難しいでしょう。
代替案としてホームセンターなどで買える「防犯フィルム」がおすすめです。
窓の防犯性アップはもちろん、窓が割れたときのガラスの飛散も防止してくれるので、防災対策にもなります。
(3)窓まわりに防犯センサーをつける
防犯センサーとは、ガラスの飛散や窓の開閉を検知してくれる防犯アイテムです。
警報音で知らせるタイプのものや、光で警告するタイプのものなどがあり、手軽に後付けできるものが多くなっています。
(4)シャッターがあれば閉めておく
窓にシャッターがある物件なら、外出するときはなるべく閉める習慣をつけましょう。
シャッターは窓の防犯性をアップしてくれますが、中途半端な閉め方では、外から簡単に開けられてしまいます。必ず最後までしっかりシャッターを閉めたことを確認するようにしてください。
賃貸物件では退去時に原状回復を求められることもあり、防犯グッズなどは剥がし跡が残って後で困る可能性もあります。
設置する前に、必ず物件オーナーや仲介している不動産業者に相談しましょう。
【あわせて読みたい!連休中の防犯対策】
・旅行や帰省で長く留守にするときの防犯対策
日頃の備えが肝心!女性が今すぐできる「空き巣対策」
空き巣対策が必要なのは、連休中など長期外出するときだけではありません。
空き巣狙いに窓からの侵入を許さないためには、日頃の防犯対策が重要です。
<今すぐできる!ひとり暮らしの女性の空き巣対策4つ>
(1)窓の施錠を徹底する
ごみ出しなどでほんの数分、家をあけるときでも窓の鍵を必ず閉めましょう。
2階以上の住まいでも、ベランダの窓はもちろん、小窓の施錠も忘れずに。
クレセント錠は、ロックまでかけましょう。
(2)窓まわりは整理整頓する
窓の近くには、アクセサリーやお財布など貴重品を置かないこと。
万が一、空き巣狙いが部屋に侵入した場合、簡単に盗まれてしまいます。
窓の周りは、いつもすっきり整理しておくことを心がけましょう。
(3)カーテンをシンプルな色・デザインのものにする
ひとり暮らしの女性宅を狙う空き巣もいます。
女性が住んでいることを悟られないように、窓のカーテンは、落ち着いた色味やデザインのものを選ぶのがおすすめ。
女性らしさを感じさせるカーテンは避けましょう。
(4)足場になるものや死角をつくらない
窓の外やベランダに、空き巣の足がかりになるものを置かないでください。
自転車や家庭ごみ、プランターなど、どのようなものでも足場に利用される可能性があります。
また、大きな観葉植物などが、空き巣が身を隠す場所に使われることもあります。
ベランダや家の周りは、表通りから見通せるよう、なるべく物を置かないようにしましょう。
【あわせて読みたい!窓の防犯対策】
・女性が注意すべき窓周りの防犯対策
* * * * * * * * *
大型連休や年末年始などは、住人の留守を見込んで、空き巣が増える可能性があります。
お出かけ前に、あらためて空き巣対策として窓の防犯を見直してみてください。
また、帰省や旅行のときのリアルタイムのSNS投稿は、留守であることを周知してしまうようなもの。お出かけ先での楽しい時間も、自分の身を守るための対策を忘れないようにしてくださいね!
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