第161回 2013年の犯罪情勢からみる、今すぐ行いたい防犯対策!
こんにちは。真夏日に熱帯夜続きで体調を崩しやすい季節ですが、皆さんはいかがお過ごしですか?ご存知の方も多いと思いますが、お水ばかり飲んでいると、汗と一緒に出ていくミネラルや塩分が不足するそうです。水分補給も考えて行わなければいけませんね。でも、暑い暑いと言いながら、明日はもう「立秋」。暦の上では秋になるのですが、うだるような暑さは暦通りとはいきません。明日からは、「残暑見舞い」になることだけ、忘れないように気をつけたいと思います。
2014.8.6更新
2013年の犯罪情勢が警察庁から発表されました。女性の刑法犯被害件数は減少していますが、データからは決して安心できない状況が見えてきます。犯罪情勢を探り、防犯対策を確認しましょう。
犯罪件数は減少しているのに、安心できない?
2013年の女性の刑法犯被害件数は35万491件と、2012年の36万3534件から1万件以上減少しています。ただ、データをよく見ると、減っている要因は窃盗が大幅に減少したため(2012年:27万2220件→2013年:25万6715件)で、内訳をみると、強姦、強制わいせつ、詐欺など、女性をターゲットとした犯罪や、女性が被害に遭いやすい犯罪では増加していることが分かります。
場所別にみる犯罪被害状況
犯罪は、さまざまな場所で起こっています。屋内・屋外、どこにいても防犯意識を持ちましょう。
また、場所によって犯罪被害の状況に違いがあるようです。例えば、強姦の場合、一戸建て住宅では140件であるのに対し、集合住宅では494件。強制わいせつも、一戸建て住宅で342件、集合住宅では、1450件と、集合住宅で多く被害に遭っていることが分かります。
さらに、路上では、窃盗、暴行、強制わいせつなどが多く発生しているので、どこにいても注意が必要です。
今からできる防犯対策
安全な毎日のために、今すぐ防犯対策を行いましょう。
■夜道は特に気をつけて!
被害件数が増加していた強姦や強制わいせつは夜間に多く発生しています。昼間以上の危険が潜んでいる夜道の歩き方には気をつけましょう。
■在宅時も気を抜かない
在宅中に突然の訪問者がきたとき、すぐにドアを開けるのはNGです。押し入られ、金品を盗られる「押し込み強盗」や、性犯罪につながってしまう可能性もあります。必ず、インターホンやドアスコープで確認し、チェーンを付けて開けるなど、常に警戒心をもって行動しましょう。
■自宅の防犯対策もしっかりと
窃盗は減少傾向にあるとはいえ、25万件以上と多く発生しているのも事実。注意を怠ってはいけません。留守にするときはもちろん、在宅時も狙われない・侵入されない対策をしっかり行いましょう。
犯罪件数が減少したからといって、女性が狙われやすい犯罪は、決して減っていないことを認識し、気を引き締めないといけませんね。どこにいても、防犯意識を忘れない「防犯女子」を目指しましょう。
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