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日本人の行動を左右する「防犯、防災」に関係する存在とは?

 ・現代社会で、最も頻繁に目にする言葉は?
 セコムのコーポレートメッセージ、「信頼される安心を、社会へ。」にある「社会」という言葉は、現代に生きる私たちが、日々の生活で最も頻繁に目する単語の一つです。

 この「社会」という言葉ですが、英語の「Society」の訳語として明治初期に人工的に作られたものだそうです。文明開化を急いでいた明治初期の日本では、当時の先進国であった欧米列強の制度を取り入れるために、どうしてもSocietyの概念を表す日本語が必要だったのでしょう。当初、相当な違和感を伴って使われ始めたものが、時間と共に、人々の間に徐々に定着していったと言われています。

 ・当時の日本に「社会」はなかった。代わりにあったのは?
 それでは、なぜ、それまでの日本語にSocietyの概念を表す言葉がなかったのでしょうか。また、なぜ、その言葉を使うことに相当な違和感を伴い、すぐには定着していかなかったのでしょうか。言語学的には、それを指し示す言葉が存在しないということは、そのものの存在が、人々に認識されていないということを意味します。すなわち、江戸時代までの日本には「社会」という概念が存在しなかったということです。

 いにしえから明治に至るまでの日本には「社会」は存在していませんでした。その代わりに、遠い昔から今に至るまで日本に存在し続けているのは「人と人との関係」としての「世間」だと言われています。実際、「渡る世間に鬼はない」、「世間の口に戸は立てられぬ」など、今も使われる日本語の言い回しの中に「世間」という言葉を多数見ることができます。一方、人工的に作られた言葉である「社会」という言葉が入った日本語の言い回しは、現時点においては存在しません。

 ・日本人は、今もその存在から影響を受けている
 社会学研究の一つに「世間学」と呼ばれる分野があります。世間という観点から社会や人々の行動を読み解こうという試みです。世間学によると、江戸時代までの日本では、市井に生きる一般の人々には、今で言うところの「社会」に属しているという意識はほとんどなかったとのことです。その代わりに、いにしえの時代から日本人が属していると意識していたモノが「世間」という存在です。

「世間に属している」という感覚は、「社会」という言葉が定着し、頻繁に使われるようになった現在でも、日本人の心の奥深いところで脈々と引き継がれ、生き続けていると考えられています。実際、日々の生活において「世間体」や「世間並」などの世間が入った言葉は、今でもよく使われ、時代の先端であるサイバー空間においても、冠婚葬祭などの慶弔金に関する世間における相場や、暗黙ルールなどの情報交換は盛んに行われています。

 世間学では、隣近所、職場、同業者の集まり、趣味の集まり、同窓会、子どもの学校の親の集まりなどが、「世間」という言葉で表される代表的なモノとして紹介されています。世間は、具体的なメンバーが誰なのか分からないことも少なくありません。しかしながら、漠然とした形ではあるものの、「世間」は現代の日本にも確実に存在し、人々は、その存在からさまざまな影響を受けているのは疑いのないところでしょう。

 ・その存在は犯罪や災害リスクを低減する
 過去のコラムで何回も触れましたが「防犯環境設計」という防犯理論の中に、「領域性の確保」という考え方があります。景観の美化や、近隣の人々との挨拶などを行うことで「管理されている空間」を演出し、悪意ある人間にそれを意識させることで、犯行を思いとどまらせようとするものです。

 ある場所に「世間」がかたちづくられているということは、この領域性と密接な関係があります。自治会や町会、お子さんがいる場合には保護者会などに積極的に参加し、人間関係を強化すること、すなわち「世間」に関わることが、自分の周りの領域性を強化し、防犯につながるということです。また、防災においては、自助努力で対策を行う「自助」、国や自治体が行う「公助」に加え、近隣に住む人々、すなわち「世間」によって行われる「共助」が、被害の抑制に大いに貢献したことが知られています。

 日本人は全員が何らかの形で世間に属していると言われます。好むと好まざるとにかかわらず、世間に属さざるを得ないのであれば、そのメリットを大いに使わない手はありません。防犯、防災といった観点からも、皆さんも機会を見つけて、今以上に自分の周りの「世間」と積極的に関わってみてはどうでしょうか。

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セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
甘利康文

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