防犯 2021年02月17日

第325回 女性のためのスリ・ひったくり対策「防犯性の高いバッグの選び方」

通勤や通学で毎日使う女性の必需品といえば「バッグ」。
実用性はもちろん、カラーやデザインにもこだわりがある方が多いのではないでしょうか。女性なら、もうひとつ気にかけておきたいことがあります。
それは「防犯性」。
多発しているスリやひったくりの被害者は、7割以上が女性です。自分のバッグが狙われるかもしれないと認識しておくことが大切。
今回は、女性が知っておきたい「防犯性の高いバッグの選び方」を紹介します。

2021.2.17更新

通勤や通学で毎日使う女性の必需品といえば「バッグ」。
実用性はもちろん、カラーやデザインにもこだわりがある方が多いのではないでしょうか。女性なら、もうひとつ気にかけておきたいことがあります。
それは「防犯性」。
多発しているスリやひったくりの被害者は、7割以上が女性です。自分のバッグが狙われるかもしれないと認識しておくことが大切。
今回は、女性が知っておきたい「防犯性の高いバッグの選び方」を紹介します。

防犯性の高いバッグはどれ?

女性のバッグ選びは、季節の変化にあわせて楽しむおしゃれとしても大事なポイント。
仕事用・休日のお出かけ・旅行用など、用途に応じて使い分けている方が多いのではないでしょうか。

そこで問題です!
女性によく使われる次の6種類のバッグのうち、防犯性の高いものはどれでしょうか?

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それでは正解です!

防犯性の高い順にご紹介すると、Cのショルダーバッグ。
開閉口にファスナーがついており、斜め掛けにして体の前に持つと安全です。

Dのようなハンドバッグも、ファスナー付きのものを選び、できるだけ前方に抱えて体の近くに持つようにすると、防犯性を高めることができます。

それ以外のバッグを持つ際は、防犯性を高めるために一工夫をしてみましょう

バッグの選び方・持ち方を工夫して防犯性を高める

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バッグの防犯性を高める持ち方の工夫をご紹介します。

■開閉口がファスナーで閉まるバッグを選ぶ
Aのクリアバッグ、Bのカゴバッグ、Fのトートバッグは、開閉口が大きく開くので、中身が抜き取られやすいというリスクがあります。
開閉口がファスナーなどでしっかり閉まるものを選ぶと安心です。
ファスナーのないクリアバッグや、カゴバッグ、トートバッグをすでに使っている方は、荷物の上に大判のハンカチやショールなどをかぶせて持ち歩きましょう。
バッグの中身に直接手が触れられないよう防御することで、防犯性を高めることができます

■体の前方に抱えて持つ
繁華街や商業施設、電車内など混雑した場所では、スリやひったくりの被害が多発しています。このようなところでは、バッグはなるべく体の前で抱え込むように持つことがポイント
Eのリュックサックなどは、背面でファスナーを開けられても気づかない可能性があります。
混み合った場所では、体の前に抱えて持つことを習慣にしましょう。

■中身が見えないように工夫する
Aのクリアバッグは、透けているのがおしゃれのポイントですが、中身が丸見えになってしまうのが難点。財布やキーケースなど貴重品がどこにあるかも分かってしまいます。
貴重品は、バッグインバッグやポーチ、巾着袋などに納めてバッグに入れ、中身が見えないように工夫してください

■防犯ブザーをバッグの外側につける
防犯ブザーは、身につけることで防犯意識の高さをアピールでき、悪意を持って近づこうとする者をけん制する効果が期待できます。
スリ・ひったくり対策としてだけではなく、いざというときは不審者から身を守るためにも役立ちます。
すぐに手が届くよう、バッグの外側につけておきましょう

【あわせて読みたい参考コラム】
オトナ女子も必携!痴漢対策にもおすすめの「防犯ブザー」

定期券ケースの選び方も工夫を!バッグに入れるときも気を付けて

通勤・通学の定期券は、女性が取り扱いに気を付けたいアイテムのひとつ。
乗降駅名、名前、年齢などが記載されているからです。
もしもスリやひったくりの被害にあってこれらの情報が知られたら、待ち伏せされたり、あとをつけられたりする可能性もあります。

出し入れするときも周囲から見えないよう、定期券ケースは、定期券がすっぽり収まる、印字面が隠れるタイプのものを選びましょう。
また、バッグに入れているときも盗まれないよう、チェーンなどでバッグに取り付けられるものを選ぶとより安心。
チェーン付きの定期券ケースは、防犯対策だけではなく、落とし物対策としてもおすすめです。
チェーンを付けていても、定期券はバッグの内側に納めて持ち歩きましょう

* * * * * * * * *

スリやひったくりの被害は、人混みだけではなく、思いがけないときに発生します。
屋外を歩いている人に自転車やバイクで後ろから近づいてきて、サッとバッグをつかんで逃げ去る犯行も多発しています。
歩行中は、なるべく車道から離れた歩道の内側を選んで歩き、バッグは車道と反対側に持つように心がけましょう。
ときどき後ろを振り返って周囲を確認するなど、背後からの接近にも注意を払ってくださいね。
さらに、スマートフォンの操作や音楽を聴きながらの「ながら歩き」は、狙われるリスクを高めます。
バッグの持ち方はもちろん、どんなときでも注意をおこたらない防犯女子を目指しましょう。

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