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03 海外子会社の支援

入社10か月目で飛び込んだ、 海の向こうの経営改善。

About Project

2020年、M&Aによってセコムグループに加わったセコムスマートマレーシア。その経営改善に向け、多面的な課題の抽出と分析を行い、アクションプランを策定。

※画像はイメージです

写真:社員プロフィール

グループ国際本部 事業企画部 教養学部 アメリカ研究専攻 2021年入社

小学2年生の夏。父の仕事の都合で、アラバマ州に移り住むことになりました。英語がまったく話せないのに、現地の学校に通わなければならない。そのなかで自然と身についたのは、「とりあえずやってみる精神」。言葉もそう。趣味もそう。やってみることで、自分を大きく広げた8年間でした。

※所属・プロフィールは取材当時のものです

持続的な成長を占う 海外事業。

「とりあえず、やってみる精神」。

市場のポテンシャルが高い、海外事業を強化すること。持続的な成長に向けた、セコムの戦略の一つです。そのなかで、現地企業のM&Aも積極的に推進しています。

クアラルンプールにあるセコムスマートマレーシアも、M&Aによって子会社に加わった1社でした。その事業基盤を立て直すために発足したのがPMI(※)プロジェクトです。子会社の経営にも大きく影響するこのプロジェクトチームに、私は入社からたったの10か月で加わりました。
※PMI(Post Merger Integration):M&Aの効果を最大化するための統合プロセス

当時の私は、帰国子女としての語学力を活かして通訳や翻訳業務に携わっていました。その実績を買われての抜擢だったと思うのですが、経営のことは「け」の字も知りません。自分がいったい何をするのかもよくわからない。けれど、だからこそ、すごくワクワクしていました。「とりあえず、やってみる」。8年間の海外生活で私が身につけた、私らしさです。

クリティカルシンキングを味方に。

プロジェクトチームでの私の仕事は大きく3つ。データ分析、業務フローの文書化、資料作成です。なかでも難易度が高かったのが「データ分析」でした。経営の課題は「未収金」——つまり、商品やサービスを提供したのに回収できていないお金にある。そう推測されていました。ただ、その正確な規模や、改善のためのアプローチが見えていなかった。そこで、現地の経営層が立てた仮説をもとに、その裏付けとなりそうな取引データを数万件のなかから抽出。分析による「答え合わせ」を行いました。

トライ&エラーの連続でした。けれど、私はその面白さに夢中になりました。「なぜそうなるのか」を本質的に問いながら正解を探るプロセスのなかで、海外生活で身につけたクリティカルシンキングを活かすことができたのがうれしかった。まったく使ったことのなかったExcelにも、いつのまにか慣れました。やがて私の分析が、プロジェクトオーナーの意思決定にまで反映されるようになりました。

現地に飛んでのインタビュー。

語学力を最大限に活かせたという点では、業務フローの文書化も強く記憶に残っています。セコムスマートマレーシアは、前身となる企業の業務フローをそのまま運用していました。その改善点を見出すために、業務フローを可視化することが私の役目。

まず、セコムスマートマレーシア側がまとめてくれた資料を読み込み、書かれている業務を「自分がやることになったら?」という視点で具体的にイメージ。わからないところは現地で担当者に英語のインタビューを行い、実際の業務シーンもこの目で確認しながら文書に落とし込みました。インタビューも初めてなら、業務の知識だって少ない。そのなかで苦心して仕上げた文書が「リアルだ」と評価され、先輩たちから「がんばったね」とねぎらいの言葉をもらった時はホッとしました。

つかんだ収穫を、 次への力に変えて。

武器と課題。両方の気づき。

プロジェクトチームが策定したアクションプランは現地で実行され、みごと、経営改善の兆しが見えてきました。同時にこのプロジェクトは、私に数々の収穫をもたらしてくれました。語学力やクリティカルシンキングといった武器を、この先、どう活かしていくかというヒント。優秀な上司や先輩との仕事によって見えてきた、私自身の課題。さらに、プロジェクトをきっかけに取った簿記三級やプロジェクトマネージャーの資格。自分が、どんなに貴重な機会を与えてもらえたのか。振り返るたびに噛み締めています。

任される環境を、成長のために。

これは誘われて参加したプロジェクトでしたが、セコムにはもともと、手を挙げれば任される風土があります。必要だと思えば、自分から働きかけてプロジェクトを立ち上げることもできる。同じプロジェクトは一つもありません。だからこそ、新しい学びにあふれています。「とりあえず、やってみる」。この姿勢にどこまでも応えてくれるセコムという環境で、成長し続けたいと思います。