
IS研究所の佐藤雅史主幹研究員が参画した「長期署名プロファイル」に関するJIS規格 が、正式に発行されました。電子署名は、デジタル社会における信頼性を支える重要な技術であり、長期間にわたりその有効性を保証する仕組みが求められています。
佐藤主幹研究員は、日本ネットワークセキュリティ協会 電子署名ワーキンググループにて標準原案作成タスクフォースのリーダーを務めています。JIS規格の原案エディタとしてだけでなく、原案作成委員会の準備・運営、さらに原案作成作業部会の主査として全体のとりまとめを担当しました。これらの規格は、日本国内での電子署名の普及や、企業・組織が発行するデータの真正性を証明する「eシール」の普及にも寄与することが期待されています。
今回の成果は、電子取引の安全性を高め、デジタル社会の信頼基盤を強化する大きな一歩です。当研究所は今後も、国際・国内の標準化活動を通じて、安全で便利なデジタル環境の実現に貢献してまいります。