医療情報サテライト

Vol.7 脳の活性化とは? 第3回(全3回)

監修/築山 節先生
こんなもの忘れは笑っていられない
脳は五官を通して外界の情報をキャッチし、それを処理することで鍛えられます。現代の生活は、自分の手でつくらなくても簡単にできあがったものを手に入れることができます。ワープロを使えば、字を覚えていなくても難しい字もかけます。計算は電卓を使えば暗算に頭を使う必要もありません。メールやファックスでのやりとりでは、面と向かって話すときに相手の表情やしぐさを読み取るような頭の使い方をしていないでしょう。
脳を活性化するためには、まず、こうした便利な道具のおかげで減っていた基本行動を省かないようにしてみましょう。
足を使って歩き、手でものをつくったり字を書いたりし、口を使って話す――これをしなくなったら、脳はいずれか働かなくなってしまうでしょう。毎日の生活のなかで、足、手、口をまめに使っていれば、それがすなわち脳を使っていることになります。



第1回
第2回
第3回
脳の若さを保つために役立つこと 知っておきましょう
ものをつくる、字を書く、話す、基本行動を省かない
頭を多様に使い続けることがボケを寄せつけないコツ
築山 節先生プロフィール