脳は、血液によって運ばれた酸素とブドウ糖からエネルギーを得て働いています。脳の活動が盛んなほど、血液はより多く脳へ供給されます。脳には部位によって仕事の分担がありますから、より活発に働いている部位へは、それに応じた血流が確保されるしくみがあります。
実際、脳血流量を調べることで、脳の活動状態の低下や偏りがわかることがあります。忙しく頭脳労働をしている人でも、使い方が偏っているために、脳が部分的に休んだ状態になり、機能が低下することもあるのです。
もちろん、血管の内部が狭まったり詰まったりしていては、血液をたくさん供給しようにもできませんから、動脈硬化などの問題を抱えている人は、脳が存分に働けない状況にあることになります。
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