防犯・防災用語集

乗り物盗 (のりものとう)

自動車やオートバイ、自転車を盗むこと。
乗り物盗対策として、車輪止めやハンドルロック、イモビライザーなどが有効ですが、盗まれたあとの対策を考えておくことも必要です。
セコムでは、盗まれた自動車やバイクを見つけることができる位置情報提供サービス「ココセコム」を提供しています。

自動車盗 (じどうしゃとう)

他人の自動車を盗むこと。
自動車盗が多いのは、プロの窃盗団が盗んだ車を不正輸出しようとしているのと、日本人の危機意識が低いので窃盗団に付け入るスキを与えているからです。夜間の照明がないような暗い駐車場での被害が多く、窃盗団の手口も巧妙化しています。自動車盗から車を守るには、イモビライザーなどの自動車盗難防止装置をつけたり、車の位置情報提供サービスを利用したりするなどの方法があります。

車上荒らし (しゃじょうあらし)

駐車中の自動車から金品やカーナビなどを盗み出すこと。警察庁では、「車上狙い」と言っています。
車上荒しの被害にあわないためには、自動販売機やコンビニなどにちょっと立ち寄る時でも、必ずドアをロックし、現金や貴重品、バッグなどを車内に置いたまま、車から離れないことです。窓ガラスの破壊や不正なドアの開閉に反応する警報ブザーを設置することも有効です。
駐車場の対策としては、照明を増やして明るくし、人が近づくとライトが点灯するセンサーライトを設置すると効果があります。また、不審者の発見と威嚇効果を狙った監視カメラを設置するとよいでしょう。

イモビライザー

自動車の盗難を防止するための電子装置のこと。
イモビライザーは、エンジンキーに組み込まれた電子チップのIDコードと車両のIDコードを電子的に照合して、IDコードが一致するとエンジンが始動するしくみになっています。そのため、窃盗犯が複製コピーしたエンジンキーを使ってエンジンをかけようとしても、IDコードが一致しないので、エンジンを始動させることができません。
自動車の盗難防止に効果があるイモビライザーは、普通自動車などで普及が進んでいます。しかし、普通自動車が盗みにくくなったことで、イモビライザーの装着率が低いハイエースやトラックなどがねらわれる傾向にあります。イモビライザーを装着していない普通乗用車やハイエース、トラックなどは、盗まれにくくする何らかの対策を取る必要があります。

自動車ナンバー自動読取システム (じどうしゃなんばーじどうよみとり)

道路を走っている自動車のナンバープレートの文字を自動的に読み取るシステムのこと。Nシステムとも呼ばれています。
このシステムは、自動車盗や自動車を利用した犯罪を検挙するために、開発されました。そのしくみは、自動車のナンバープレートの文字を読み取ると、盗難車などのナンバーと照合して、リアルタイムで自動車ナンバーを警察に通報します。これより、盗難車対策や緊急配備が、すばやく的確に行えるようになり、犯罪捜査に大きな威力を発揮しています。