ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > オンラインゲームで10万円以上使う未成年者が急増
国民生活センターのまとめによると、オンラインゲームに関するトラブルの相談件数が年々増加しているとのことです。未成年者がゲーム上で購入したアイテムなどの請求が高額になっているようです。
特に多いのは、13〜15歳のようですが、中には5歳以下の未就学児童による購入もあるようです。未成年者の支払い手段の7割はクレジットカードとなっていますが、当然、本人のカードであるはずもなく、親やおじいちゃん・おばあちゃんのクレジットカードで決済したようなのです。
相談件数は前年比2倍以上
右の図は、相談件数の推移を示したものです。国民生活センターによると、2009年度以降に相談は増えてきたようです。徐々に増えてきたというよりも、急激に増えているように見えます。
前年比の伸び率をみると、20歳以上の大人は1.5〜1.6倍で増えていますが、未成年者の場合は、2011年度には2.2倍、2012年度には1.8倍と、大人よりも増え方が大きくなっています。
さらに、2013年度の11月までの集計と2012年度の同月までの集計を比較してみると、未成年者の相談件数は2.5倍にまで大きくなっています。
100万円以上の購入に対する相談事例も
オンラインゲームでのアイテムなどの購入に関する相談で、最も多いのは10万円以上50万円未満のケースで、2013年の場合、全体の43%をこの金額帯が占めています。
また、2012年の相談件数と比較すると、10万円未満の相談は減少しているのに対し、10万円以上50万円未満や、50万円以上100万円未満の相談は、どちらも増加しています。さらに、100万円以上の相談も2%ほど見られます。
お子さんのオンラインゲームはクレジットではなく他の決済手段を
オンラインゲームの決済方法は、いろいろあります。クレジットカードを利用するもの、電子マネーを利用するもの、プリペイドカードを利用するもの、携帯電話の利用料金と一緒に決済するものなどです。
先に示しましたが、相談事例の7割がクレジットカードによるものでした。クレジットカードは、カード番号と有効期限を入力すれば決済できてしまいます。子どもにとっては"決済する"という意識は薄く、数字の羅列を入力すれば、お金がなくてもアイテムがもらえると思っているケースもあるようです。
また、親のIDを使ってゲームをしてアイテムを購入したり、アイテム購入の画面で未成年にも拘わらず20歳以上のボタンを押して購入したり、親の財布の中にあるカードの番号を入力して購入したりしているようです。
高額の請求書が来てビックリする前に、お子さんとゲームで遊ぶことに関する約束ごとを決めたり、アイテム購入のルールを話し合ったりすることが重要となります。また、クレジットカードは子どもの目につかないところで管理しておき、前出のプリペイドカードをおこずかいで購入させるなど、現実のお金と直結していることを学ばせることも大切と言えそうです。
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