セコムトラストシステムズ�鰍ﾍ、セコムグループの情報・ネットワークシステムの構築や運用を担うとともに、高い技術力と運用力、ノウハウを生かして、多くの先進的なサービスの提供を行っています。

　セコムが誇るセキュリティと最新技術の粋を結集した「セキュアデータセンター」など、堅牢で強固なサービス基盤を活用して、"高い技術力"と"24時間365日の有人対応"を融合した独自の「機能レンタルサービス」（セコムクラウド）を展開し、情報化時代におけるお客さまのニーズにきめ細やかに対応することで、「安全・安心・便利・快適」な社会の実現をめざしています。

　今回の現場レポートでは、セコムトラストシステムズ�鰍�訪ね、ｅ−革新サービス本部の枝川郷司さんに話を伺いました。枝川さんはセコムに入社して７年目を迎えます。学生のころから、電子認証技術などの研究をしており、高いIT技術力を持っています。

現在の担当されている仕事を教えてください。
　私が担当しているは、「セコム電子データ保管サービス」です。このサービスは、お客さまの大切なデータを当社のセキュアデータセンターでお預かりするサービスです。
　私の仕事は、このサービスをスムースに導入していただけるようお客さまの環境を理解して必要な準備をサポートすること、導入後のお客さまの新たなニーズにお応えすること、そしてサービス全体の機能を進化させることです。お客さまには、サービスの概要をご紹介する段階から営業に同行するようにして、お客さまが疑問に思われることや固有の課題にすばやく対応するようにしています。

「セコム電子データ保管サービス」について教えてください。
　先の震災では、火災や建物の崩壊によって、大切なデータが失われたという話を聞きました。このサービスでは、業務に必要なデータをお預かりすることで、万が一のときにも被害を最小限に食い止め、事業の継続や再開に生かすことができます。お客さまのデータの大きさや内容、業務の運用に合わせてサービスを選択いただけるよう、いくつかのタイプを用意しています。また特異な環境にもカスタマイズをして対応しますので、必ずご満足いただけるサービスだと、自信を持っています。

　昨年12月に発売されたセコムの新しいホームセキュリティの「Ｇ‐カスタム」では、ＳＤカードやコントローラに備え付けられたカメラを使って、大切な家族の写真や身分証明書、服用中の薬に関する情報などをお預りできるサービスが付加されていますが、実は、この仕組みの中にも「セコム電子データ保管サービス」のノウハウが活用されています。

　それからこのサービスをご利用いただきますと、お客さまが自社でサーバーを管理する手間が省けるというメリットもあります。サーバーの管理といってもピンとこないかもしれませんが、さまざまな情報が蓄積されるサーバーは、外部からの不正アクセスを防止するセキュリティ対策を施したり、機器の老朽化に備えるなど、常に安心して使用できる状態にしておくのはコストが掛るものです。お客さまが自社で運用することによって生ずるコストやリスクをこのサービスによって大幅に低減することができます。

仕事で心がけていることを教えてください。
　私がいつも心がけていることは、"分かりやすさ"です。ITの業界は、非常に専門用語が多く、お客さまには分かりづらい面があります。技術者が専門的な話ができるのは当たり前なので、これではプロではありません。難しい内容をいかに簡単に説明できるかがプロであり、お客さまの視点に立つことだと思っています。
　また、サービスの提供にあたっては、お客さまとの良いリレーションを築くことが第一です。継続的にご利用いただくためには、お客さまの声を反映しながら、システムを進化させていかなければなりません。世の中にたった一つしかない、セコムならではのサービスをお客さまのニーズに学んで創りあげて行きたいと思っています。

今後の抱負を教えてください。
　情報は企業だけに留まらず、個人にとってもますます大切になってきています。先の「セコム・ホームセキュリティ Ｇ‐カスタム」も、そうした背景からデータ保管の機能が付加されたものです。私は、お預かりしたデータを日常の生活や仕事の中で、セコムの機能レンタル（セコムクラウド）だからこそより安心してもっと便利にもっと快適にご利用いただけるように、たとえば、個人事業主の方々にとってのご利用などにもサービスの内容を充実させてお役に立ちたいと思っています。

（参考）

・"全体像"で理解する現場レポート

セコム株式会社
コーポレート広報部