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ウィークデーの日中に発生した東日本大震災

 東日本大震災から1年が経過し、先日3月11日には、各地で追悼の催しが行われたようです。震災のあったあの時、皆さんはどこにいましたか。自宅にいた方、職場にいた方、学校にいた方、電車内にいた方、バスの車内にいた方、航空機の中だったという方もいるでしょう。
 そのときに、一番心配になったことは何だったでしょうか。ご家族と一緒ではなかった方は、ご自身の安全もさることながら、お子さんやご両親などの安否が気になったのではないでしょうか。

家族がバラバラだった東日本大震災
 過去の大きな地震を見直してみると、家族が一緒の時が多かったようです。いくつか例を上げると、阪神・淡路大震災は火曜日でしたが、成人の日が1月15日に固定されていたころでしたので、振替休日明けの早朝でした。新潟県中越地震は土曜日に、新潟県中越沖地震は海の日に、岩手・宮城内陸地震は土曜日に、史上初めて東海地震観測情報が出された2009年の駿河湾地震は火曜日でしたが早朝5時過ぎに発生しました。
 いずれも、家族が一緒もしくは出かける前だったので、電話などの手段を使わずとも、直接確認することができました。ところが、今回の東日本大震災は金曜日の午後2時46分ですから、お父さんは会社に、お子さんは学校に、お母さんは家にいたか買物に出かけていたかという状態で、家族はバラバラでした。

7割の方が携帯電話で連絡しようとした
 総務省の調査によると、震災直後の連絡手段として73.1%の方が携帯電話と回答しています。バラバラだったご家族と何とかして連絡を取ろうと、身近な携帯電話を手に取ったのではないでしょうか。しかし、非常につながりにくかったのはご承知の通りです。
 阪神・淡路大震災の時は、携帯電話の普及率は今ほどではなかったために、「使える」連絡手段と言われていました。しかし、誰もが所持する時代に突入し、皆で一斉に連絡をとろうとしたために、「使えない」手段になってしまったのです。一方で、電子メールやソーシャルネットワーク(SNS)は何とか使えた感じがします。音声通話に比べ、パケットで通信するメールなどはつながりやすかったようです。

ご家族との連絡手段は複数準備しておく
 東海地震を始め、東南海地震、南海地震、首都直下地震も懸念されています。万が一に備え、避難場所の確認はされていると思います。しかし、実際にその場所に行くまでは、ご家族の安否は気になると思います。その際に、連絡手段を決めておくことも大切です。
 災害に備え、固定電話、携帯電話、伝言ダイヤル171、Web171、電子メールなど、複数の連絡手段を決めておきましょう。facebookやTwitterなどのSNSも考えに入れておくとよいかもしれません。また、被災地周辺での電話による直接通話はダメでも、地方の親戚や知り合いを通じてご家族の安否確認をすることはできるかもしれません。海外に知り合いがいる場合は、そちらの方がよりつながりやすいかもしれません。

 時代とともに「使える」インフラは変化していくと思います。今回は大丈夫だったメールも、次はどうなるかわかりません。新しい通信インフラにも目を向けておくことも、万が一に備えるには重要です。


セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田宏彰

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