ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 年8万台が盗難にあっているバイク
2009年の犯罪統計から、今回はバイク盗難について見てみましょう。昨年のオートバイ盗は、全国でおよそ8万2000件でした。対前年比で1700件ほど増加しました。この10年ほどの間で、増加に転じたのは初めてです。
都道府県別で見ると、最も件数が多かったのは、1万2000件余りの大阪府です。ダントツの1位です。次いで7000件台の福岡県と神奈川県、6000件台の東京都と兵庫県、5000件台の埼玉県と愛知県、4000件台の千葉県と京都府と続きます。
前回同様に、盗難の割合を見てみるために、自動車検査登録情報協会の保有台数の統計を利用してみます。オートバイを含む自動車は移動するものであるために、登録した場所と利用している場所が異なるケースがあると思いますが、今回はこれらが同じであると仮定して計算しています。全国平均では、保有二輪車1000台あたり23台が盗難にあっていることになります。
これを県別に見てみると、1位は京都府の56台、2位は大阪府の52台、3位は福岡県の51台と続きます。図中で赤とピンクの府県がワースト10となりますが、近畿や四国などの西日本での盗難が目立ちます。それに対して、関東や中部は割合としては多くはないようです。
前回の住宅侵入盗の記事でも書きましたが、発生件数が少ない場合でも割合としては高い地域もあります。油断は大敵かと思われます。また、狙われないためにも、ワイヤーロックなどを利用して柱などに係留したり、カバーをかけたりといった、ひと手間が大切です。これらの「事態そのものを起きにくくする対策」以外にも、万が一の場合に「被害の拡大を防止する対策」も重要になってきます。
このようなリスクマネジメントの考え方が犯罪に対応するためには大切になってきます。「被害の拡大を防止する対策」のひとつに、位置情報提供サービスが考えられます。警察との連携によっていち早く対応することで、盗難されたバイクが見つかった事例も多数あります。
●自動車盗難対策の取り扱い商品です。
位置情報提供サービス「ココセコム」
セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田宏彰
二輪車保有台数1000台あたりの盗難件数
(警察庁、自動車検査登録情報協会)
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