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マンションの侵入手段の第1位に「無施錠」が登場

 2000年の頃はマンションの侵入手口といえば、ピッキングなどの玄関のカギを不正に解錠するものが多かったものです。しかし、ベランダなどのガラス破りによる侵入がだんだんと増えてきました。

 その頃にも無施錠箇所からの侵入が2割くらいはありましたが、2008年の統計で、無施錠箇所からの侵入が3割に迫り、ガラス破りを抜いてトップになりました。昨年上半期での統計では、無施錠箇所からの侵入は23.8%でしたが、昨年通期の統計では29.5%となったのです。

 最近ではマンションのエントランスには、オートロックの自動ドアが多くの場合設置されています。ここにマンションに入るための関所があると考える方が多く、各戸の玄関の施錠をしない家庭をよく見聞きします。オートロックドアはないよりはあった方が良いですが、過信しないことです。悪事を働こうとする者にとっては、住人がロックを解除して入ろうとするところに一緒に入られたり、開けようと思えば労せず開けることができるようです。オートロックドアを越えてしまえば、その先は施錠されていない玄関ドアが待っていることになり、泥棒にとっては、なんの手間もかけずにターゲットの住戸に入り込めるわけです。

 また、回覧板を回しに行ったり、ゴミを出しに行ったりする時に、ちょっとの間だからということでカギをかけずに出てしまう
ケースもあるようです。しかし、大規模なマンションの場合、ゴミ集積場まで距離があることが多く、玄関を出てから1〜2分で帰ってくることはほとんど不可能なのではないでしょうか。

 窓についても同様です。マンションの窓からの侵入を見てみると、6割はガラス破りですが、次に多かったのは無施錠の窓からの侵入となっています。「まさか、ベランダから入られることはないだろう」と思っていませんか。お隣さんに侵入した泥棒がベランダ伝いにアプローチしてこないとも限りません。屋上からロープを伝ってくる泥棒もいるのです。マンションでは、1階や2階の被害が多いものの、高層階の被害も少なくありません。わが家は高いところにあるから大丈夫だろうという考えは捨ててください。
 家を離れるときにはカギをかけて行く習慣をつけていただきたいと思います。

セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田 宏彰

マンション(4階建以上)への侵入手口(警察庁2008年)

マンション(4階建以上)への侵入手口
(警察庁2008年)

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