セコムと株式会社細田工務店は、それぞれの専門分野でのノウハウを組み合わせ、「家庭内の事故」の発生リスクを診断し、対策する「住まいのあんぜんリペアサービス」の提供を、４月から共同で開始しました。

　厚生労働省の人口動態調査によると、家庭内の不慮の事故で亡くなる方の人数は12,415人（2007年度）と報告されており、交通事故死の約1.6倍に及んでいます。なかでも、65歳以上では約2.5倍にもなります。今後、さらに高齢化が進むと、「家庭内の事故」の発生リスクは、一段と増大する可能性があります。このような状況ではありますが、対策が専門サービスとして提供されることは、ほとんどありませんでした。

　そこで、セコムＩＳ研究所のセキュリティコンサルティンググループが、そうした危険因子を分析。その結果を用いて、セコムのセキュリティのプロである“セキュリティアドバイザー”と、細田工務店のリフォーム専門部隊ある“営繕隊”が、家庭内で起こりうるさまざまな「家庭内の事故」の発生リスクとその対策を、お客さまのお宅で戸別に診断することとしました。診断の結果、要請があれば、「セコム・ホームセキュリティ」のお客さまに提供している「セコム・ホームサービス」を通じ、24時間365日受け付け、セコムと細田工務店が共同で対策を講じます。

　主な対策例として
　１：家具の防災対策（金具固定・ラッチなどの取り付け）
　２：建具の防災対策（扉の交換・あんしんガラス・飛散防止フィルム施工）
　３：バリアフリー対策（段差補修・手すり取り付け）
　４：整理収納のお手伝い（家具の移動・模様替え支援）
　５：その後のクロス・畳・襖・網戸などの取替え（移動に伴う設置跡の処置）
　６：ホームセキュリティ緊急地震速報の提案
　７：防災用品の販売（スーパーレスキュー・ほかほか非常食セット）
　８：新型インフルエンザ対策パック（インフルエンザ抗体塗布フィルター付マスクなど）
　が上げられます。

　セコムは、「家庭内の事故」対策を社会的な使命と考え、順次「家庭内の事故」対策サービスの対象エリアを拡大していき、「家庭内の事故」の減少化をめざします。

コーポレート広報部