ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 車両盗難の15%がハイエース
ご自宅や会社で自動車を所有されている方も多いと思います。その自動車はどのように保管されていますか。ご自宅やマンションの敷地内に置いているという方、会社の駐車場に置いているという方、近くの契約駐車場に置いているという方、形態はさまざまかと思います。
中でも、ご自宅や会社からちょっと離れた駐車場に置かれている方、およびマンションの敷地内でも屋外に駐車している方は注意しましょう。所有者の目が届きにくいために、犯人側もこのような場所を狙うことが多いようです。また戸建て住宅でも、カバーを掛けたりシャッターを閉めたりして、侵入盗に狙われないための対策を施すことが大切と言えます。
日本損害保険協会が年に1回発表している、自動車盗難事故実態調査の結果が先日発表されました。それによると、狙われている車はトヨタのハイエースが群を抜いて1位となっています。また、昨年までランキングに登場していないトラックがトップ20に入って来ていることも特筆すべき点です。いすゞのエルフが11位に、日野のレンジャーが14位に、三菱ふそうのキャンターが18位に登場しています。車両そのものの被害だけではなく、積載していた貨物の被害も考えられ、ダブルパンチの被害と言えます。これらの車両は海外に不正輸出されてしまうケースもあり、盗まれると戻ってくる可能性は低くなっているようです。
数年前までは、トヨタのランドクルーザーやマークIIが狙われる車の上位にありましたが、盗難防止装置の一つであるイモビライザーの装着が増え、盗みにくくなったためと言われています。一方、ハイエースやその他のトラックはイモビライザーの装着率が未だ低く、狙いやすい環境にあるためのようです。
普通乗用車に比べ、業務用トラックは価格が高く、運送業務にも影響を与えかねません。イモビライザーを実装していない車の場合は、何らかの盗難防止装置を後付けで取り付けることが盗まれにくくするための対策の一つと言えます。さらに、万が一の場合にすぐに気がつくような仕組みをプラスすることで、被害を最小限に抑えることができます。GPSによる位置情報提供サービスも有効な対策の一つです。
位置情報提供サービス「ココセコム」
セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田 宏彰
車両盗難ワーストランキング
(2008年11月調査)
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