ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 下校時に"ケータイ"を使う小中学生は約2割
いまや一人に1台という普及率に迫る携帯電話。企業にお勤めの方は、個人で所有するものとは別に、仕事用に会社から支給されたもう1台をお持ちの方も多いかと思います。事実、私の周りにも2台持ち歩いている人がいます。携帯電話がないと仕事にならないという方も少なくないのではないでしょうか。
文部科学省の調査によると、携帯電話を2台以上持っている高校2年生は4.9%いるそうです。さすがに小学6年生では0.5%という数字ですが、2台以上持っている小学生がいること自体にビックリします。
文部科学省は「子どもの携帯電話等の利用に関する調査」の結果を先日発表しました。小学6年生、中学2年生、高校2年生、およびその保護者と学校を対象に調査が行われ、子どもの携帯依存が高い様子が見えてきたようです。中高生には携帯電話というよりも"ケータイ"という表記の方がピンと来るのかもしれません。それもそのはずで、電話としての利用は「ほとんどない」という人が半数程度であるのに対し、メール機能の利用が「ほとんどない」という人は中高生で1割以下ということで、電話ではなく"ケータイ"という意味合いが強いようです。
昨年末に大阪府知事が小中学校への携帯持ち込みを禁止する方針を発表しましたが、今回の調査結果を見ると、それもうなずけます。右の図は、今回の調査結果から抜粋して作成したものですが、授業中でも使っている状況を見ると警鐘を鳴らす必要があると言えるでしょう。また、小中学生の下校中の使用が多いことが気になります。歩きながらの"ケータイ"利用は、周囲への注意が散漫になり、事件・事故に巻き込まれる可能性が否定できません。
セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田 宏彰
平日の携帯電話の利用場面における
「使う」と答えた人の割合
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