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通り魔事件は過去最高、理不尽な犯行の増加

 警察庁の統計によると、今年1月から11月までの集計で、通り魔事件が過去最高を記録したとのことです。全国で14件、43人の方が命を奪われました。東京・秋葉原の歩行者天国で起きた事件、茨城・荒川沖駅で起きた事件などが記憶に残っているのではないでしょうか。多くの犯人が、「誰でもよかった」と話していることに、多くの方がやり場のない怒りを感じたことと思います。

 また、これらを模倣した事件も多く見受けられました。実際にカッターナイフを持っているところを警察官に取り押さえられたケースや、ネットに犯行を予告する書き込みをしたケースなど、通り魔というカテゴリーには入らないのかもしれませんが、普通に生活している市民からすると、通り魔と同じ犯罪も数多く見られました。

 そもそも、通り魔事件とは、「人の自由に出入りできる場所において、確たる動機がなく通りすがりに不特定の者に対し、凶器を使用するなどして、殺傷等の危害を加える事件をいう」(平成19年の犯罪情勢、警察庁)とあります。普通に生活している人が、全く関係のない人に突然傷つけられたり殺されたりすることに、抜本的対策はないのかもしれません。しかし、命を落とさないための心構えは必要と言えるでしょう。

 異変をいかに早く察知するかが、運命の分かれ道と言っても過言ではありません。何かいつもと違う、ちょっと変かもしれない、といういわゆる気配を感じられるかどうかです。そのためにも、周囲に対するアンテナを張っておく必要があります。

 街を行くときに、ケータイで話しながら歩いたり、ケータイの画面に夢中になったり、ヘッドホンステレオを聴きながら歩いたりすることはありませんか。このような“ながら歩き”はとても危険です。意識が“会話”や“音楽”に集中してしまうので、背後に不審者がいたり、急に車が飛び出してきたりしても、気づきにくいのです。とっさの危険を回避するためには、目から入る情報だけでなく、周囲の“音”や“気配”から察知することの重要性を認識しておきましょう。周りに気を配るというその習慣が、みなさまの身の安全につながるのです。

 通り魔件数の統計を取り始めた1993年以降、最も多い件数を記録することが決まった今年の状況ですが、社会情勢の変化にともなってさまざまな凶悪事件が身の回りで起こりつつあります。犯罪の変動と景気の変動には関連性があることはよく言われることですが、最近の社会情勢を見ると、犯罪件数減少の傾向に変化が現われないとも限りません。すでに、地域によっては増加のトレンドに入っているところもあります。通り魔事件だけに限らず、その他の犯罪にも出会うことのないように注意していただきたいと思います。

セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田 宏彰

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