防犯 2026年10月07日

第462回 玄関の鍵のギザギザ、これって安全?防犯性能は?

ギザギザ?くぼみ?まずは自宅の鍵をチェック

玄関の鍵にはさまざまな種類があります。
鍵の両側や片側がギザギザしているものもあれば、表面に小さなくぼみが並んでいるもの、波状の溝が刻まれているものなど、形状もさまざまです。
自宅の鍵がどのタイプに近いか確認してみましょう。

【ディスクシリンダーキー】
鍵の両側にギザギザがあるタイプ。
内部構造が比較的単純で、かつて住宅などで広く使われていた鍵です。鍵穴が縦向きで「く」の字になっているのが特徴で、耐ピッキング性能は高くありません。

【ロータリーディスクシリンダーキー】
鍵に複雑な切り込みがあり、鍵穴内部の複数の部品が正しくそろうことで解錠するタイプ。
従来のディスクシリンダーを改良したもので、鍵穴は横向きで「W」のような形をしています。耐ピッキング性能はディスクシリンダー錠に比べ高くなっています。

【ピンシリンダーキー】
鍵の片側がギザギザしているタイプ。
防犯性能を高めるため、鍵山を複雑にしたタイプもありますが、時間をかけるなどして不正解錠が可能なものもあり注意が必要です。

【ウェーブキー】
鍵の表面などに波状の溝が刻まれているタイプ。
ピッキングに強いとされています。複製が難しいものと言われています。

【ディンプルキー】
鍵の表面や側面に、大きさや深さの異なる小さなくぼみ(ディンプル)があるタイプ。
内部の構造が複雑で、ピッキングに強いとされています。こちらも複製も難しく、防犯性能は高いとされています。

【電子錠・スマートロック】
暗証番号やICカード、スマートフォンなどで解錠する電子錠・スマートロックも普及しています。
鍵を持ち歩かずに済むという利便性だけでなく、「鍵の閉め忘れを防ぐ」「合鍵を適切に管理する」といった面から防犯に役立つ機能があるのも特徴です。

どのタイプの鍵なら防犯性能が高いのでしょうか?

物理的な鍵の場合、内部の構造が複雑なものほど、ピッキングなどによる不正解錠が難しくなるとされています。
ただし、同じタイプの鍵でも構造や性能は製品によって異なるため「ギザギザした鍵だから危険」「ディンプルキーだから安心」と種類や見た目だけで判断することはできません。

電子錠やスマートロックの場合も、複数の方法で本人確認をおこなう多要素認証や、不正利用を防ぐ仕組みなど、物理的な鍵とは異なる観点で防犯性を高めた製品もあります。
ただし、こちらも備えている機能や防犯性能は製品によってさまざまです。

鍵の形状は、防犯性能を知るためのひとつの手がかりにはなりますが、それだけで「安全性を判断することはできません。

鍵の防犯性能はどう見分ける?

では、自宅の鍵の防犯性能は何を見ればわかるのでしょうか。

鍵の防犯性能は、見た目ではなく、ピッキングによる不正解錠や鍵穴の破壊、サムターン回し、ドアのこじ開けなど、さまざまな侵入手口にどの程度耐えられるかによって評価されています。

こうした性能は製品ごとに異なり、ギザギザやくぼみ、溝の有無を見ただけで防犯性能を判断するのは難しいもの。

そこで、防犯性能を知るひとつの目安になるのが「CPマーク」です。

CPマークは、警察庁や国土交通省、住宅関連団体などで構成される官民合同会議が定めた試験基準をクリアし、高い防犯性能が認められた製品に表示されています。鍵だけでなく、ドアや窓、シャッターなどにもCPマークの付いた製品があります。

自宅の鍵の種類や防犯性能がわからず不安な場合は、鍵の側面やプレートに刻印されているメーカー名や型番から、メーカーサイトで検索してみるのがおすすめ。
管理会社や大家さん、鍵の専門業者などに確認してみるのもひとつの方法です。

鍵だけで安心しない!玄関と窓をまとめて防犯チェック

鍵を強化するだけでなく、侵入経路全体を防ぐ視点も欠かせません。
侵入者は、鍵穴以外の弱点も狙っています。


【ココに注意!「玄関まわり」の防犯ポイント】
・2つ以上の鍵を付ける(ワンドア・ツーロック):補助錠を追加して解錠の手間を増やす
・侵入対策を施す:サムターン回し防止カバーや、ドアの隙間を塞ぐガードプレートを設置する
・鍵の管理と施錠の徹底:短時間の外出でも必ず施錠し、鍵番号や合鍵を他人に見せない

玄関だけではなく、窓からの侵入を防ぐ対策も重要です。
特に一戸建てや集合住宅の低層階では「窓ガラスを破る手口」が非常に多いので、窓の補助錠や防犯フィルムの追加など、住まい全体の防犯性を高めることを意識しましょう。

賃貸住宅の場合、鍵の交換や補助錠・防犯フィルムなどを設置する際には、必ず管理会社や大家さんに事前相談してください。

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玄関の鍵の種類を知ることは、住まいの安全を見直す絶好の機会です。
鍵本体の性能だけでなく、玄関まわりや窓の対策もあわせてチェックしてみてくださいね!


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第309回 ひとり暮らしの女性は必見!自宅の鍵の安全対策
窓の防犯力を強化する「補助錠」の選び方

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<制作>
セコム・女性の安全委員会

2007年発足、セコムの女性メンバーで構成。
「安全のプロとしての視点」と「女性としての視点」を活かし、年齢やライフスタイルを問わず、
すべての女性の安全にかかわる啓発活動を行っています。
一人でも多くの女性に、防犯・防災を"自分ごと"として捉え、対策に取り組んでほしいとの想いで
本サイトやセコム公式X、Facebookなどを通じて情報発信しているほか、
企業や学校向けに「女性のための防犯セミナー」を展開しています。

セコム・女性の安全委員会

【取材などのお問い合わせ】
 セコム㈱コーポレート広報部
 TEL:03-5775-8210/E-mail:media@secom.co.jp

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