防犯 2019年09月04日

第290回 オートロック付きの物件でも油断大敵!一人暮らしのマンションやアパートの防犯対策

街中では秋らしい色合いのコーディネイトを見かけるようになってきました。気になっているのは、深みのあるボルドー色やカーキ色など。
半そでのTシャツでも、シックな秋色だとぐっと洗練された印象になりますよね。
季節を先取りしたアイテムを求めて、さっそくショッピングへ!...といきたいところですが、クローゼットは満杯。まずは手持ちの服を確認して、着なくなったものを処分することが先のようです。

2019.9.4更新

女性の一人暮らしで人気の「オートロック付き」物件
防犯性が高く、安心感がある印象がありますよね。
けれども、「オートロックがある」という油断が、犯罪に対する警戒心を薄れさせてしまうことも。
オートロック付きの物件でも、気を付けておかなくてはならないこともあります。
女性が特に意識しておきたいオートロック付きのマンションやアパートの防犯対策を紹介しましょう。

オートロック付き物件でも大切な防犯対策

オートロック付きの物件は、セキュリティ面がしっかりしている印象があり、女性の一人暮らしでは、物件選びの条件としてあげる方も少なくないのではないでしょうか。しかし、オートロック付きのマンションやアパートでも不審者に侵入されるケースは多々あります。
考えられる侵入手段を念頭に、日ごろから心がけたい防犯対策をまとめました。

(1)「共連れ(ともづれ)」を防ぐ

「共連れ」とは、オートロックを解除してエントランスのドアが開いた際に、マンションの住人を装った不審者が一緒に敷地内に侵入する手口のこと。
自動ドアタイプのオートロックですと解除後、エントランスを通っても少しの間、ドアは開いたままになりますし、閉まりかけても近づけば再び開くので、住人についていけば敷地内に入り込むのは容易です。

共連れを防ぐためには、オートロックを解除する際に、周囲を確認して後ろからついてくる人が確認することを忘れないこと。
知らない人が一緒に入ろうとしているときは、電話をかけるふりなどして、オートロックを解除するタイミングを待ちましょう。

(2)自宅のドアや窓を施錠する

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自分が気を付けていても、ほかの住人との「共連れ」によって、敷地内に不審者が侵入しているかもしれません。
「すぐ帰ってくるから」と玄関ドアの鍵をかけずに出かけてしまったりすれば、不在の間に部屋に侵入されてしまいます。

オートロックを過信せず、部屋を出るときは施錠を徹底すること。
ゴミ出しなど、わずかな時間でも、玄関ドアの施錠は忘れないにしてください。

「郵便受け」の防犯対策も忘れずに

オートロック物件への不審者の侵入で考えられる犯罪は、窃盗、暴行などがあげられます。
部屋への侵入だけではなく、郵便受けに届く郵便物が狙われることがあるのも知っておきましょう。

郵便受けは個人情報の宝庫です。
クレジットカードの利用明細をはじめ、悪用される恐れがある重要な情報が盗まれる恐れがあります。
宛名から、女性の一人暮らしであることを知られれば、不審者に狙われてしまうかもしれません。
また、何号室の郵便受けを見ているかで、住んでいる部屋がわかってしまう場合があります。郵便受けを確認するときも、オートロックを開錠するときと同様、周囲に人がいないか注意してください。
ダイヤル式の郵便受けの場合は、番号をそろえた状態のままにせず、しっかりロックした状態にダイヤルを回し直しておきましょう。

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オートロック付きのマンションやアパートは、セキュリティ面で心強いものですが、それだけは不審者の侵入を完全に防ぐことはできません。
エントランス部分が外から見通しが悪く、かえって不審者が人目を気にせずに犯罪行為をおこなえるような物件もあります。

施錠や周囲への警戒など、大切な防犯対策を徹底することを心がけ、自分が住む物件のセキュリティレベルを高めましょう。

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