第85回 “私は大丈夫!“ではすまされない・・・地震対策の基本をチェック
こんにちは。今年は花粉の飛散開始が遅く、2月は快適に過ごせましたが、その分、一気に大量の花粉の飛散が予想されるとの報道が・・・。
花粉症の原因の一つでもあるスギの木。スギの木は日本特有の木で、中国の一部にもあるそうですが、その数は日本よりも少なく、スギによる花粉症は日本特有のアレルギー症状と言っても過言ではないそうです。私たちを悩ます花粉症。もっと良い対策があるといいものですね。
2012.3.7更新
昨年3月11日に発生した東日本大震災以降、地震対策を行う人が増えているようです。そんな中、東京大学地震研究所から、東京、神奈川、千葉などの南関東でマグニチュード7クラスの首都直下型地震が起こる確率が、4年以内に50%との発表を受け、今まで以上に、地震対策への関心が高まっています。
今年に入ってからも、体に感じる地震が各地で頻繁に観測され、「私は大丈夫!」ではすまされない状況です。地震への備えは、常に見直したいものですね。
この春、引っ越しや一人暮らしを始める人など、環境が変わる人は防災対策も忘れずに!「そう言われても、何から始めたらいいのかわからない・・・」という方、今回のコラムを参考にしてみてくださいね。
大地震が起きた時に命を守り、冷静に避難できるように備えましょう
1.グラッときても安心な住まい
自宅にいるときに大地震が起きたら、大きな家具の下敷きになったり、ものが落ちてきたりして、大ケガをする恐れがあります。家具を固定し、ベッドの周辺には、重いものや大きな家具は置かないようにするなどの対策をしましょう。また、避難経路を考えて家具の配置を行うことも大切です。詳しくは、自宅の地震対策を参考にしてください。
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2.安全に避難するための準備
大きな地震の後には、ライフラインが遮断されたり、大きな余震が続いたりする可能性がありますので、安全な場所に避難しましょう。また、支援がなくても最低2〜3日間は生き延びられるよう、「非常持ち出し袋」を用意しておくことも大切です。非常持ち出し袋を準備する時のポイントを参考にしてください。
「防災グッズを一つずつ準備するのは面倒・・・」「いますぐに『非常持ち出し袋』が欲しい」という方には、すでにセットになっているものが販売されているのでオススメです。さらに、そこに自分に必要なアイテムをプラスしましょう。たとえば、服用しているお薬、生理用品、そして普段コンタクトレンズをつけている方ならば非常用としてメガネなどを準備しておくとよいでしょう。自分に合った「非常持ち出し袋」を用意しましょう。
3.外出時に地震に遭ったときの備え
いつ起きるかがわからないのが地震。自宅以外の場所で、地震に遭うことも十分考えられます。東日本大震災は、平日の午後2時46分に発生しました。職場や学校、または移動中だった人が多かったのではないでしょうか。
このとき、首都圏でも公共交通機関がストップしたこともあり、多くの帰宅困難者が出てしまいました。中には長距離を徒歩で帰宅した方もいらっしゃるようですが、特に女性の場合、無理に帰宅すると逆に危険な場合もあります。そのとき、自分がいる場所で最善の対策を考えましょう。
外出先で被災したときに備え、バッグの中に飴や水などの非常食に代わるものを常に携帯し、オフィスには、帰宅の際にガラスやがれきの破片が落ちた道でもケガをしないように、厚底のスニーカーを準備しておくと役立ちますよ。
4.自分と大切な人の安否確認
自分の身の安全を確保したら、次は、正確な情報収集、家族の安否確認をしましょう。非常時は、携帯電話がつながりにくいなど、通信網が途絶えることが考えられます。普段から複数の情報収集の方法や連絡手段を確認しておきましょう。
災害用の伝言サービスなど、非常時に初めて使うと、使い方が分からず使えないということもあります。普段から使い方を確認しておくことが大切です。
「天災は、忘れたころにやってくる」と言われますが、各地で余震が多い今、明日は我が身という気持ちを持って、いざという時に備えておきたいですね。
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