第246回 防災カン違い Part2 ~安否確認編~
こんにちは。12月に入り街がイルミネーションに彩られると、華やかな気持ちになりますね。その一方で、今年もあと少しで終わってしまうというなんとなくしんみりすることもあるのは私だけでしょうか。今年1年、頑張った自分へのご褒美を考えながら、年末までにしておきたい勉強、仕事にしっかり取り組みたいですね。
2017.12.06更新
災害が起こった時、家族や大切な人の安否の確認は欠かせません。万が一の時に冷静に対応できるよう、正しい安否確認の仕方を知っておきましょう。
「安否確認」について再確認!こんなカン違いしていない?
今回は、携帯電話やスマートフォンでの確認方法です。皆さんは、カン違いしていませんか?一緒に確認しましょう。
■「災害用伝言サービス」は、同じキャリア(通信会社)同士でないと使えない!?
「私だけ家族とキャリアが違うから、どうせ使えない」と、思っていませんか。実は、これはカン違いです。異なるキャリア同士でも「災害用伝言サービス」の利用が可能です。毎月1日と15日には、実際に試すことができるので、家族みんなで体験して使い方を確認しておきましょう。
■災害時は一刻も早く家族の安否を確認するため、メールで連絡するとよい!?
安否確認は、メールで、何度かセンターに問い合わせれば受信・送信ができ、無事を確かめられると思っていませんか。実は、これもカン違いです。災害時は、被災地への電話が集中して回線が混み合い、電話やメールがつながりにくくなります。「災害伝言サービス」の登録や確認方法を事前に知っておき、利用するようにしましょう。
■家族と落ち合う場所は災害時に連絡を取って決めたほうがよい!?
どのような被害状況かわからないので、災害時に連絡しあい近くの合流場所を決めたほうがいいと思っていませんか。これもカン違いです。必ずしもすぐに連絡がとれるとは限りません。家族間での思い違いや、すれ違いになる可能性もあるので、連絡が取れなかった場合に落ち合う場所を事前に決めておくことが大切です。第一候補が「○○公園」、そこに避難できなければ「○○学校」など、具体的に決めておきましょう。
安否確認の手段を知り、普段から使い方を確認しておくことは、万が一の時に、家族や大切な人と連絡を取り合うためにとても大切です。家族と離れて暮らしている場合は、年末の帰省の時などに話し合い、知らない人にもレクチャーできる「防災女子」を目指してくださいね。
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