
第151回 3.11 あれから3年・・・いま見直す、自宅の地震対策〜耐震グッズを取り付けよう〜
こんにちは。3月に入ると年度末で、ほかの月とは違う忙しさがありますね。新入学や就職を控えている方は、来月からの新生活にワクワクしながら、お引越しや身の回りの準備などで特に忙しい時期ですよね。本日3月11日は、「防災」「地震対策」について改めて考えたい日でもあります。まもなく新しい生活が始まる今だからこそ、気持ちを引き締めたいですね。
2014.3.11更新
東日本大震災から今日で3年。復興に向けての取り組みが進められています。私たち一人ひとりの地震に対する備えも大切です。いざというときに身を守れるよう、今できる対策を行いましょう。
いまするべき地震対策
先日、朝日新聞とのコラボで働く女性に震災時のアンケートをとったところ、意外にもパソコンや棚などの「モノを押さえた」と回答した方がいらっしゃいました。大きな地震が発生しとき、モノを押さえても押さえきれず下敷きになったり、ほかの場所からモノが飛んでくる可能性もあり、非常に危険です。
また、深夜に地震が起きた場合はどうでしょう?
どんなときも、まず自分の身を守ることを第一に考えなければいけません。
そこで、今回は、自宅用の耐震グッズを実際に取り付けてみました。
耐震グッズはさまざまなタイプのものが市販されています。手に取ってみて使いやすそうなもの、ご自身のニーズに合っているものを選び、活用してみましょう!
耐震グッズの取り付けに挑戦!
◆家具転倒防止器具
家具の上部と天井の間に設置する転倒防止器具を取り付けてみました。家具と天井の間の寸法に合うサイズのものかを確認しましょう。家具の両端に設置し、固定します。家具を支える耐力がある場所に取り付ける必要があるので、天井の状態や取扱い説明などをしっかり確認しましょう。また、フローリングのような滑りやすい床の場合、家具の下にセットするプレートがついているものを選ぶと、より機能を高めてくれます。
転倒防止器具の中には、L字金具の固定のタイプもありますので、お住まいに合わせて検討してくださいね。
家具の上部と天井の間に転倒防止器具を設置(写真左)
下には滑り止め用のプレートをセット(写真右下)
家具を壁に固定するL字型の転倒防止金具(写真右上)
◆耐震マット
パソコン、薄型テレビはもちろん、電子レンジや食器棚など地震による家具や家電の転倒防止に役立ちます。設置物の底の四隅に貼るだけで簡単に設置できます。水洗いをすることで粘着力が復活し、繰り返し使えて経済的です。それぞれ耐荷重の確認をして設置しましょう。
手軽に取り付けられる耐震マット
しかも、透明だと全く目立ちません
◆扉開き防止具

扉開き防止具
写真は「震護くん」
揺れを感知すると、瞬時に扉をロックし、食器や収納物の飛び出しを防いでくれます。また、揺れがおさまるとロックは自動で解除されるという、手間なしの耐震グッズです。
設置方法は、天板裏と開き戸にそれぞれネジで留めるだけ。食器棚や本棚に取り付けておくと安心ですね。
◆観音開き扉ストッパー

ねじって取っ手の形に合わせられる観音開き扉ストッパー
観音開きのキャビネットなどの取っ手にひっかけるだけの簡単設置です。ねじって取っ手の形に合わせることができ、いざという時に扉が開くのを防いでくれます。
耐震グッズを設置するのは大変なのでは、と思っていましたが、どれも簡単に設置することができました。「女性の私には無理かも・・・・」と思わずに、できることから始めて、いざという時に身を守れる「防災女子」を目指しましょう。