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1月に多い低温やけど

 まだまだ寒い日が続きますが、少しでも暖かく過ごそうと、湯たんぽや使い捨てカイロなどを使用する機会も出てきます。ほんのりと暖かく、とても気持ちのいいものですが、使い方を誤るとやけどの原因となります。同じところに長いこと当てていると、いわゆる低温やけどを起こしてしまいます。

湯たんぽや使い捨てカイロの低温やけど
 独立行政法人製品評価技術基盤機構が調査したところによると、これらのやけどは1月に最も多く発生しているとのことです。およそ14年の間に77件の事故情報があり、その月別の分布が右の図です。
 特に多いのが湯たんぽです。寝ている間に、無意識のうちに接触して、それが長時間に及んでしまったために低温やけどを負うというケースが多いようです。また、使い捨てカイロも、他の月と比べて非常に多くなっています。

低い温度でも長時間触れているとやけどに
 比較的低い温度でも、長時間にわたって皮膚の同じ場所に触れていると、赤くはれたり、水ぶくれになったりします。ひどいときは皮膚の深い部分の組織を壊してしまうようです。この温度は、44℃でも3〜4時間触れていると低温やけどとなります。46℃で30分〜1時間、50℃では2〜3分で低温やけどを起こすそうです。
 先の調査結果をみると、全77件のうち、重傷が42件、軽傷が35件となっています。気が付かないうちに触れてしまい、そのまま皮膚に重大な損傷を与え、場合によっては植皮手術が必要になった事例もあるようです。

マニュアルを見なくても使えるものでも、もう一度確認を
 平年の気温をみると、1月末から2月初旬にかけて最も寒くなっています。そのため、手軽に暖かさを得られる、湯たんぽや使い捨てカイロがよく使われるのかもしれません。湯たんぽや電気あんか、電気毛布、使い捨てカイロなど、暖かさを提供してくれるものはいろいろありますが、いずれの製品でも、低温やけどについての注意書きは必ず書いてあります。
 これらの製品は、取扱説明書を読まなくても簡単に使うことができるため、目を通していない方が多いと思われます。しかし、使用方法を誤ると、低温やけどを負ってしまうことになります。これらを利用されている方は、もう一度、取扱説明書に目を通していただければと思います。

【関連情報 pick up!
ゆたんぽ、使い捨てカイロ等でやけど!?(東京都消費生活センター)

セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰

低温やけどの月別発生件数(1996年4月から2009年10月まで)(製品評価技術基盤機構のデータをもとに作成)

低温やけどの月別発生件数
(1996年4月から2009年10月まで)
(製品評価技術基盤機構の
データをもとに作成)

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