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外国人による犯罪は全体の2.5%

 昨年末に法務省から平成25年版の犯罪白書が発表されました。毎年、何らかの犯罪にスポットを当て、特集として掲載されるのですが、今年は、女子の犯罪・非行、犯罪のグローバル化と刑事政策、この2つが取り上げられています。今回は、その中からグローバル化についてみてみたいと思います。
 人、物、金、情報が国境を越えて自由に行き来できる現在の社会において、それらを狙う犯罪者も多数流入しています。特に、情報についてはもともと国境がなく、大きな社会問題となっています。また、いわゆる外国人犯罪についても、他の犯罪と同様に減少しているものの、検挙人員に占める外国人比率は、あまり変わっていないようです。

国籍別にみた犯行手口
 国内で発生する外国人犯罪で、最も多いものは窃盗で、2012年の統計では約7割を占めています。10年前と比較すると、窃盗の割合が減って、傷害や暴行が増えているようです。さらに窃盗の内訳を手口別にみると、最も多いものは万引きで、窃盗の32%を占めています。次いで、空き巣が22%、自動車盗が13%、車上ねらいが12%などとなっています。また、窃盗犯の国籍をみると、中国人は空き巣、車上ねらい、万引きがそれぞれ2割ずつとなっているのに対し、ベトナム人は8割が万引き、韓国人は5割が空き巣、ブラジル人は自動車盗や車上ねらいなどの自動車関連が4割と、国籍によって犯罪傾向がわかれているようです。

千葉県は成田空港での検挙件数が多い?
 窃盗犯に限りませんが、外国人犯罪全体で、犯行場所の都道府県構成比を示したものが右の図です。外国人受刑者671人を対象に調査した結果です。これをみると、千葉が最も多くなっています。千葉だけが突出している理由は、成田空港で薬物密輸によって検挙される人数が多いためのようです。この千葉を除くと、在留外国人数の多い順とほぼ同じになっていて、おおむね都市部が多くなっています。

外国人と共生できる社会の実現を目指して
 昨年末に閣議決定された犯罪対策閣僚会議で、犯罪に強い社会の実現のために、5年ぶりに新しい「行動計画」が策定されました。今回は2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた「世界一安全な日本」を創り上げることが書かれています。
 また、「安心して外国人と共生できる社会の実現に向けた不法滞在対策」が掲げられています。2012年の統計では、国内で発生している刑法犯のうち、外国人によるものは2.5%です。海外からの犯罪の流入を防ぐ水際対策も重要ですが、外国人とともに暮らしていける社会づくりも重要かと思います。

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CM「未来をセコムする」編

セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰

犯行場所の都道府県別構成比(2011年の外国人受刑者)(犯罪白書より)

犯行場所の都道府県別構成比
(2011年の外国人受刑者)
(犯罪白書より)

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