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セキュリティを実現する演出家の必要性

 本年も3月9日から12日までの4日間、東京・有明の東京ビッグサイトで、セキュリティに関する新しい技術や商品を世に紹介するイベント「セキュリティショー」が開催されました。セコムも、他の展示ブースとはひと味違った観点から、現在の社会的な不安やリスクに対して、それらを防ぐサービスや商品の展示を行いました。

 セキュリティという言葉から、多くの人は防犯や防災、そして最近何かと話題になることの多い情報セキュリティを思い浮かべるかと思います。実際、セキュリティショーでは、防犯の観点からカメラや出入管理システムなどの機器や設備を紹介する展示が多くなされていました。

 犯罪学という学問では「見えにくく入りやすい場所」、すなわち「犯罪をしやすい場所」を作らなければ、たとえ悪いことをしようとする人間がそこにいても犯罪は起こらないと言っています。この犯罪をしやすい場所をなるべく作らないことが防犯に直結します。

 この「見えにくく入りやすい場所」の反対、すなわち「見えやすく入りにくい場所」を作ることが、場所の防犯という観点から見たセキュリティということになります。セキュリティショーで多数紹介されていたカメラや出入管理システムなどの機器を導入することで「見えやすく入りにくい場所」を作ることができます。その意味で、これらの機器は防犯に必要な状況を作り出すためのツールであると解釈することができます。

 たしかに、さまざまな機器の導入は「犯罪しにくい場所」を作るための「大道具・小道具」として有効に機能します。しかし以前、本コラムで触れた通り「セキュリティではストーリーの完結が重要」なのです。犯罪しにくい場所を作っただけでは、本当の意味でのセキュリティは成り立ちません。このストーリーを完結させるためには、防犯のためのシナリオをきちんと実現する「演出家」が欠かせません。セキュリティの実現方法論を、この演出家の立場から、多少なりとも提案・紹介している企業は、あまり多くはありませんでした。

 セキュリティショーは、「セキュリティ・安全管理総合展」という正式名称が示す通り、決して防犯「機器・設備」の展示会ではないはずです。セキュリティ意識が多くの人に浸透してきている現状を見ると、関連する産業界全体で、大道具・小道具係を超えた「演出家」の立場から、セキュリティのあり方について真剣に考えなければいけない時期に来ているのではないかと思います。

セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
甘利康文

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