医療情報サテライト
Vol.4 骨粗しょう症とは? 第2回(全3回)
【
監修/辻 秀一先生
】
カルシウムの
吸収されやすい食品
吸収率
1位
牛乳
53%
2位
小魚
38%
3位
海藻
30%
骨粗しょう症を予防し骨を丈夫にするには、カルシウムを多く含む食品を摂ると共に、たんぱく質、マグネシウム、ビタミンDなどのほかの栄養素もバランスよく摂ることが大切です。カルシウムを効率よく吸収するには、マグネシウム:カルシウム=1:2くらいの割合でとるとよいでしょう。
カルシウムを多く含む食品例
(100g中のカルシウム含有量)
<魚介類>
いわし丸干し・・・1400mg
わかさぎ・・・750mg
煮干し・・・2200mg
しらす干し・・・530mg
<野菜・海藻類>
小松菜・・・290mg
切り干し大根・・・470mg
ひじき・・・1400mg
<乳製品>
牛乳・・・100mg
ヨーグルト・・・110mg
プロセスチーズ・・・630mg
脱脂粉乳・・・1100mg
無糖練乳270mg
<大豆製品>
納豆・・・90mg
練り豆腐・・・590mg
木綿豆腐・・・120mg
マグネシウムを多く含む食品
(100g中のマグネシウム含有量)
あじ・・・30mg
マグロ・・・45mg
かき(貝)・・・70mg
落花生・・・200mg
アーモンド・・・290mg
カシューナッツ・・・240mg
ピスタチオ・・・130mg
大豆・・・220mg
小豆・・・120mg
いんげん豆・・・150mg
枝豆・・・60mg
バナナ・・・34mg
ほうれんそう・・・70mg
ビタミンDを多く含む食品例
(100g中のビタミンD含有量)
さんま・・・440
IU
かれい・・・920IU
生さけ切り身・・・1300IU
干ししいたけ・・・640IU
干しきくらげ・・・16000IU
骨をつくるために必要なそのほかの栄養素
たんぱく質(肉・魚など)
ビタミンA(うなぎ・レバー・のりなど)
ビタミンK(納豆など)
脂肪(バター・油など)
ビタミンC(野菜・果物など)
第1回
第2回
第3回
骨を丈夫にする食生活って?
骨を強くする運動って?、1日に平均25分間の運動で骨が強くなる。
辻 秀一先生プロフィール
日本体育協会公認スポーツドクター
日本医師会公認スポーツドクター
内科認定医
北里大学薬学研究科非常勤講師
骨粗鬆症学会評議員
1961年5月
東京生まれ
1980年3月
私立栄光学園高等学校卒
1986年3月
北海道大学医学部卒
1986年9月
慶應義塾大学病院内科
1997年9月
東海大学医学部病態診断学研究員
1999年4月
エミネクロスメディカルセンターセンター長
北里研究所病院スポーツクリニック内科非常勤
【著書】
「骨粗鬆症ハンドブック」日本医学館2003年(H15)9月
「弱さを強さに変えるセルフコーチング」講談社2003年(H15)6月
「ほんとうの社会力」日経BP社2002年(H14)7月
「スラムダンク勝利学」集英社インターナショナル2001年(H13)10月
「中高齢者エクササイズ実践指導ブック」文光堂2000年(H12)4月
「スポーツ選手の摂食障害」大修館書店1999年(H11)7月
「健康獲得大作戦」同文書院1995年(H7)3月