第14回 セコムがABC Cooking Studioで防犯セミナーを開催
みなさんはアフター5をどのように過ごしていますか?
ショッピングをしたり、お友達とおいしいものを食べたり、おけいこごとをしたり・・・翌日の仕事を頑張るためにも、楽しい時間を過ごしたいですよね。
でも、遅い時間の帰宅は痴漢やひったくりなど危険がいっぱいです。
楽しい時間を過ごした後でも、夜道の防犯対策は忘れずに!
2009.07.31更新
7月14日(火)、「セコム働く女性の安全委員会」と、全国に料理教室を展開する㈱ABC Cooking Studioがタイアップして、「女性のための防犯力アップセミナー」を開催しました。開催場所は、東京・丸の内にあるABCグラウンド(ABC Cooking Studio 東京本社内)。平日の夜にもかかわらず、たくさんの方にお集まりいただき、楽しく"防犯"対策について体感していただきました。今回は、そのセミナーについてのレポートと、夏に特に気をつけたい無施錠からの侵入についてお話します。
楽しく学ぶ、「女性のための防犯力アップセミナー」
全国で料理教室を展開するABC Cooking Studioでは、料理教室のほかに毎週さまざまなテーマでイベントやセミナーを開催しています。その内容は多岐にわたりますが、受講者のほとんどが女性であることから、ABC Cooking Studioでは女性がより快適に、安心して毎日を過ごすために不可欠である「女性の防犯」について多くの関心を寄せられていました。
一方、私たち「セコム働く女性の安全委員会」では、2007年秋以降、女性向けの防犯ハンドブック『ライフスタイルWoman360°』を執筆したり、防犯セミナーを開催するなど、女性の防犯意識向上のための啓発活動を行ってきました。この双方の思いが一つとなり、「女性のための防犯力アップセミナー」が実現したのです。
セミナーは、今日からできる防犯対策を紹介する「女性のための防犯力アップセミナー」、「実践!護身術」、「防災対策のススメ」の3部構成で行われました。防犯対策については、痴漢やひったくりに関する「外出編」、主に泥棒対策について紹介する「在宅編」、取り入れやすいグッズを紹介する「防犯グッズ編」に分け、最新の犯罪データを解説しながら、女性としてぜひ知っていただきたい防犯対策や防犯グッズを活用するためのアイデアをお話しました。
以前にも女性向けの防犯セミナーを実施しましたが、今回 新しい試みとして、すぐにできる護身術を紹介しました。護身術といっても、襲ってきた相手を倒すのではなく、「手首をつかまれたら」「首を絞められたら」「背後から抱きつかれたら」という3つのケースを想定し、逃げるスキを確保するための方法を参加者の方にも実践していただきました。委員会メンバーによる実演のあと、二人組みになって実際に体験すると「お~!」「なるほど~!」と声があがり、大いに盛り上がりました。
参加者の皆さんも全員が女性。私たちの話に真剣に耳を傾けてくださり、メモを取るだけでなく、約2時間のセミナー終了後にも多くの方から質問があるなど、防犯意識の高さを感じました。参加者の方からは、「2時間があっという間で楽しかったです」という声もいただき、「安全委員会としてもっと頑張らなければ!」と心を新たにしたセミナーでした。
夏の時期、カギの掛け忘れに気をつけて
さて、セミナーの防犯対策でも詳しくご紹介した泥棒対策。皆さんにもぜひその一部を知っていただきたく、「無施錠による侵入被害」の実態と対策をお伝えします。
皆さんの中に、「私はマンションの高層階に住んでいるから、ベランダから泥棒が入るはずはない」と思われている方はいませんか?または、「就寝時にクーラーをつけっぱなしにすると健康によくないので、窓を開けて寝ているの」という方。あるいは、「帰宅時にドアを開けたら中が熱気でいっぱいになるのが嫌だから、外出時でも窓だけは開けておくの」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、警察庁の2008年の統計によると、4階以上のマンションへの侵入手口で1位だったのが、無施錠による玄関ドアや窓からの侵入でした。
オートロックがあることで、ついつい安心してしまい、玄関のカギを掛けずにゴミ捨てやコンビニへ買い物に行ったりしていませんか?オートロックは住人が解錠した後についてマンション内に侵入する(「共連れ」と言います)など、簡単に侵入することもできるのです。オートロックはないよりもあったほうが良いですが、それゆえに、油断してしまうこともあります。泥棒はその油断したスキを狙ってあなたの部屋に簡単に侵入してしまうかもしれません。「オートロックだから安心」という過信は禁物です。たとえ短時間の外出だったとしても、しっかりカギを掛けて出かけましょう。
窓のカギもしっかり施錠を
また、ガラス窓も要注意。マンションのベランダは隣とつながっていることがほとんどです。泥棒は、ある部屋の玄関から侵入した後にベランダづたいに周辺の部屋に次々に侵入することができてしまいます。そのほかにも、屋上からロープをつたって上層階のベランダに侵入する手段もあることから、高層階だからといって安心できません。暑い夏でも、窓の施錠と補助錠や防犯フィルムなどの防犯対策は忘れずに行いましょう。
侵入者は、住人が外出の時だけでなく、在宅時にも忍び込んでくることがあります。たとえば、窓を開けて風通しを良くしている時に他の部屋などに侵入されていたりすると、犯人と鉢合わせになる可能性もありますので十分な注意が必要です。部屋から離れるときはこまめに窓の施錠をするよう心がけましょう。
「女性のためのあんしんライフnavi」では、「こんな時どうする?防犯対策ファイル 泥棒・強盗対策(実生活編)」の中でもさまざまな対策をご紹介しています。ぜひ参考にして、楽しい夏を過ごしてくださいね。
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