第421回 初めてのひとり暮らしを安全に！賃貸物件でのトラブルを回避するポイント

このところ頻繁に発生している空き巣や強盗などの犯罪。
ひとり暮らしをはじめる女性にとっては、大きな不安要素のひとつです。
物件選びの際には、間取りや立地だけでなく、セキュリティ設備や周辺環境をしっかりと確認しましょう。

・内見時のポイント
内見はできる限り家族や知人、もしくは女性スタッフと一緒におこなうことをおすすめします。
内見を女性スタッフに対応してもらえるか事前に相談してみましょう。

・セキュリティ設備や周辺環境のチェックも忘れずに
オートロックや防犯カメラの有無、夜間照明がどれだけ整っているかなど、物件自体の防犯対策を確認しましょう。
また物件があるエリアの治安に問題がないか要確認。
日中と夜間では、様子が変わることもあるので、夜間に物件周辺を歩いてみると良いでしょう。

・災害リスクも配慮を
どのような災害が発生しやすいのか事前に調べておきましょう。
ハザードマップで危険度を確認し、浸水や土砂災害などのリスクを把握してください。
リスクの高い地域を選ぶのであれば、いざというときのために、避難場所や避難ルートも確認しておきましょう。

【あわせて読みたい！災害発生時の対策】
・大雨、洪水、浸水...住んでいる町で発生したら？ハザードマップで確認し対策を ～水害編～
・住んでいる町で災害が起きたら？ハザードマップを確認し対策を ～地震編～

賃貸物件の契約時は、多くの書類や法律用語が出てくるため戸惑うこともあるようです。
以下のポイントを押さえて、後々のトラブルを回避しましょう。

・契約内容を確認
言葉での説明に頼らず、契約書に記載されている内容を必ず確認しましょう。
不明点は遠慮なく質問すること。
特に「特約条項」に注意し、退去時の原状回復義務などを確認することが大切です。

・不要な契約に注意
賃貸契約の際、インターネット回線や引越し業者を指定されることがあるようです。
自分で選べる場合も多いため、業者の勧めに従うのではなく、自分のニーズや予算にあった選択をしましょう。

・物件の状態を確認
室内の壁や床に傷や汚れがないか、エアコンやその他の設備が正常に動作するかどうかを確認しましょう。
これらの状況を事前にチェックし、もし問題があれば、貸主に伝えてください。

・物件の状況を記録しておく
部屋の状況を写真で記録しておくことも重要です。
特に傷や汚れがある場合、それを記録として残しておくことで、退去時に「最初からあったものだ」と説明できます。
貸主側と一緒に確認できる時間が取れない場合は、写真を送るなどして記録を残しておくことをおすすめします。

・防犯設備の確認
女性のひとり暮らしでは、玄関の鍵の防犯性が重要です。
前の入居者から鍵を交換していない場合もあるので、防犯性の高い鍵に交換可能かどうか確認してください。
また補助錠や防犯フィルムの設置が可能かどうかも事前に確認しておいたほうが良いでしょう。

入居後に設備不良や水漏れなどのトラブルが発生した場合は、すぐに貸主に連絡しましょう。
賃貸住宅では、原則として設備の修繕は貸主側の義務。
無断で修理をおこなうと、退去時のトラブルになることがあります。

また、日常的に部屋をきれいに使うことも大切です。
退去時に清掃費用が請求されることがありますが、普段からきれいに使用していれば、不要な費用を請求されるリスクが軽減します。

退去時には、貸主と一緒に確認するようにしましょう。
清掃費用や原状回復の費用に納得できない場合は、貸主に説明を求め、費用負担についてしっかり話しあうことが必要です。

トラブルになった場合には、消費生活センターなどに相談することも可能です。
消費者ホットライン「188（いやや）」に相談すると、アドバイスを受けることができます。

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ひとり暮らしにはリスクやトラブルもあります。
「自己責任」が問われる場面も少なくありません。
どんなことが起こり得るのか、事前に知っていれば回避できることも多いもの。
安全や安心を自ら確保する意識を持って、快適で楽しいひとり暮らしを実現してくださいね！

ひとり暮らしの住まいの選び方をチェックシートにまとめました。
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