第36回 【あんしん新生活Part1】ひとり暮らし、はじめの一歩
東日本大震災の発生により、まだまだ予断を許さない状況が続いています。1日も早い復旧、そして少しでも早く皆さんに笑顔が戻る日がくることを願っています。
今回のコラムのテーマは「あんしん新生活Part1」。この春就職や進学を控えた方、社会人になる方、新生活を迎えるための準備もいよいよ大詰めですよね。皆さん、準備は進んでいますか?
2011.3.22更新
新入学、就職、転勤など、ひとり暮らしを始める方が多いこの季節。初めてひとり暮らしを経験するという方もいらっしゃるでしょう。新しい環境に慣れるのが大変な反面、自分だけの自由な時間も楽しめるハズ。でも、自由になった分、自分自身を見守ってくれる周囲の目も少なくなります。今まで以上に防犯意識と警戒心を持つようにしましょう。そこで、今回は、"あんしん新生活"を応援する連載の前編として、ひとり暮らしのはじめの一歩となる新居の防犯対策についてご紹介します。
物件選びのチェックポイント
初めてのひとり暮らしでウキウキ!住まいを探すのも楽しいですよね。間取りをイメージして、インテリアや家具選びにも夢がふくらみます。でも、それだけで大丈夫?防犯の視点からも安心できるお部屋かどうかしっかりチェックしましょう。
まず、お部屋探しのポイントは、不動産屋さんの女性スタッフに安心な住まい選びの味方になってもらうことです。同じ女性の視点で「安全・安心」な住まいのヒントがもらえますよ。男性だと気づかないポイントもあるので、女性スタッフに防犯を重視していることを伝え、相談することをオススメします。
そして、自分自身の目でも物件の防犯設備を必ずチェックするようにしましょう。
・エントランスにオートロックや防犯カメラが設置されている
・玄関ドアのカギが1ドア2ロック
・カギの形状がピッキングされにくいディンプルキー
(入居時に錠の交換が可能か確認するのも良いでしょう)
さらに、モニター付きインターホンや宅配BOXなどがあれば、なお安心・便利ですね。
また、立地条件もとても大切。せっかく気に入ったお部屋に住んでも、毎日使う駅までの道に危険が潜んでいたら・・・不安な毎日を過ごすことになってしまいますよね。
自宅から駅など、通勤・通学で使う道は、特に注目したいところ。契約する前に、昼間と夜間、両方の時間帯をチェックしましょう。日中は商店街のお店もにぎやかだったのに、実際に住んでみると、帰宅する時間帯はお店も閉まり、人通りも少ない、ということも!明るい時間帯には見えなかった危険が、見えてくるかもしれません。
通勤・通学路のチェックポイントはココ!周辺の環境もしっかりチェック。
・近所の街灯の有無や最寄りの交番の場所
・自分が通勤、通学する時間帯(昼・夜)の人通り
・スーパーや、病院など、いざというときに逃げ込める場所があるか
そのほか、物件を外から見たときに自分の住まいがどのように見えるかなどもチェックすることをオススメします。
インテリアも防犯意識をもって選びましょう
自由にインテリアを選ぶことができるのもひとり暮らしの魅力。以前から憧れていた雰囲気のお部屋にしようと、あれこれ考えていらっしゃる方も多いでしょう。でも、ちょっと待って!この部屋は女性のひとり暮らしですよと、外部に漏らしてしまってはとても危険。女性のひとり暮らしと悟られないように、外から見られる部分のインテリアには特に気を配りましょう。
女性のひとり暮らしを悟られないお部屋づくりのポイントはココ!
・カーテンは女性らしい柄や色を避け、レースとドレープの両方を使用
・出窓など外から見えやすい場所に、ぬいぐるみや小物などの女性らしいグッズは置かない
さらに、タイマー設定でオン、オフできる照明があると、留守のときにも、家の中に誰かいるように装うことができるので、ライフスタイルを他人に悟られにくくなります。
新たな旅立ちの準備。だからこそ、「安全・安心」な毎日が過ごせるように防犯対策はしっかり行いましょう。
また、安全委員会オリジナル「女性の"あんしん生活"ガイド」では、自分の防犯知識、危険度をチェックシートで確認することができます。確認してから防犯対策をすると、より効果的です。ぜひトライしてみてください!
来週のコラムでは、【あんしん新生活Part2】として、ひとり暮らしの安全な"暮らし方"のヒントを伝授します。