防犯 2016年02月03日

第198回 テロへの不安が急増?「日本人の不安に関する意識調査」を実施

もうすぐバレンタインですね。購入しようか、手作りにしようかと女性の皆さんは特に悩んでいるかもしれません。日本では女性から男性へプレゼントするのがバレンタインですが、ヨーロッパなどの海外では男性が女性にプレゼントする日でもあります。世界中に、バレンタインのプレゼントについて考えている人がいると思うと、なんだか楽しくなってきますね。

2016.02.03更新

セコムでは、2012年8月から「日本人の不安に関する意識調査」を行っており、今年も20代から60代の男女500名を対象に、現在の不安感や防犯・防災意識に関する調査を実施しました。その結果をもとに、今後、どのように防犯対策を取り入れていくべきか、考えてみましょう。

昨年同様、20代・30代女性が特に高い割合で不安を抱えている結果に!

「最近何か不安を感じていますか」という質問に対し、女性全体では78.8%が「感じている」と回答しました。中でも20代・30代の女性は、昨年同様8割以上が「感じている」と回答。ストーカーや痴漢などの若い女性を狙った犯罪が依然として発生していることに加え、不安定な社会・経済情勢を背景に不安意識が強まってきたことが要因となったのかもしれません。

Q
最近、何か不安を感じていることはありますか?

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フランス・パリのテロ発生後に「テロ」への不安が急増

また、「最近不安を感じていることは何ですか」という質問について、フランス・パリのテロ発生前(10月9~12日)と発生後の2回にわけて調査を行いました。(10月の調査結果を発表する前にパリのテロ事件が発生したので、12月に再度、アンケートを実施しました)その結果、テロ発生前に「テロ」と回答した割合は全体の13.8%でしたが、テロ発生後は36.3%と実に約3倍に急増。痛ましい事件によって、いつ巻き込まれるかわからないテロへの不安もさらに強まったようです。

不安はあるのに、対策をしていない?

「今後、治安悪化や犯罪増加の可能性があると思うか」という質問に対して、87.6%の女性が「そのように思う」と回答。また、年齢別に見てみると、特に20代と50代女性が高く、20代女性が90%(昨年74%)、50代女性の92%(昨年90.0%)と、昨年の調査より治安の悪化や犯罪増加への懸念が高まっていることがわかりました。

しかし、「防犯対策を行っていますか?」との質問に対しては、女性全体の62.8%が「防犯対策をしていない」と回答。昨年の調査と比べてもほぼ同じで、依然と対策を行っていない人が6割以上いる結果となりました。不安を感じているにも関わらず、実際に対策ができていないのは、なかなか実感がわかないことに加え、具体的な対策方法がつかめていないからかもしれませんね。

Q
防犯対策をしていますか?

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今日からできる対策からはじめてみよう!

不安を抱えていると安心して毎日が過ごせませんね。日常生活に少しずつ防犯対策を取り入れることで不安を和らげるとともに、「防犯女子」として常に防犯を意識して行動できるように心掛けていきましょう。

■簡単にはじめられる防犯対策
<外出時の防犯対策>
・自治体などが発信する「安全・安心メール」に登録する
・防犯ブザーや屋外用携帯緊急通報システム「ココセコム」を携帯する
・音楽やスマホを操作しながらの「ながら歩き」は控える
・夜は人通りが多く、明るい道を歩く
・ひったくり防止対策として、カバンは前に抱えるように持つ

<自宅の防犯対策>
・ドアや窓に補助錠を設置し、ダブルロックにする
・在宅時でも玄関ドアや窓は施錠する

ほんの少しの心がけが自分を守ることにつながります。防犯対策は難しいというイメージがあるかもしれませんが、実は、簡単にはじめられる対策がたくさんあります。 ぜひ、今日から1つでも対策を取れてみてくださいね。

今回紹介された商品は・・・

屋外用携帯緊急通報システム「ココセコム」
GPSと携帯電話の基地局の電波を使った屋外用携帯緊急通報システム。人やカバンなどの位置検索ができるほか、非常時には、通報ボタンを押すだけでセコムのココセコムオペレーションセンターに通報され、必要に応じてセコムの緊急対処員が現場に急行します。

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窓用補助錠「ワンタッチ・シマリ」
サッシ用簡易補助錠。 シールをはがして貼るだけの補助錠です。簡単操作(ポンと押すだけ)で窓ガラスの戸締りを強化できます 。

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