第121回 被害に遭ってからでは遅いから・・・場面別ストーカー対策
あけましておめでとうございます。お正月休みはどのように過ごされましたか?今週から仕事始めだったという方も多いようで、まだまだお休み気分が抜けきらない方もいらっしゃいますよね。知らず知らずのうちに、いつもより食べ過ぎてしまうお正月。冬は夏よりも脂肪をためやすいと言われていますし、これから本格的に寒くなる中、スカートのファスナーが閉まらない・・・・なんてことのないように、気を引き締めていこうと思います。今年もよろしくお願いします。
2013.1.9更新
女性がストーカー被害に遭い、殺害されるという痛ましい事件が後を絶ちません。そこで、今回は、場面別でのストーカー対策をご紹介します。
ストーカー被害の現状
ストーカー規制法が制定された2000年から、被害の認知件数は増減を繰り返し、2005年にいったん減少。その後2010年まで増加し、2011年にまた減少しています。しかし、2012年1月から5月までのストーカー行為の認知件数は、前年同期比で約36%増えています。「私は大丈夫」とはいいきれない状況です。しっかり対策しましょう。
場面別ストーカー対策
ストーカー規制法では、「同一者に対してつきまとい等を繰り返し行うこと」が、対象とされています。具体的には、待ち伏せや監視、面会・交際の要求や乱暴な言動、そのほか名誉を傷つけるなどがあります。信頼していた現・元恋人などがストーカー行為におよぶ可能性があることも忘れないようにしましょう。
ストーカーを寄せ付けないために、知らない人はもちろんのこと、たとえ友人や恋人であっても、必要以上に個人情報を伝えないこと、行動パターンを読まれないようにすることが大切です。
1:外出時の対策
- 毎日、同じ電車で通勤・通学をしない
- 帰宅時など夜間は明るく、人通りのある道を使い、複数ルートを使い分ける
- 夜道など、不安を感じる場所を通るときはタクシーなどを利用する
- 防犯ブザーや屋外用携帯緊急通報システムなどを活用する
2:自宅の対策
- 表札は出さない。もしくは名字のみ、装飾のないシンプルな表札にする
- 短時間の外出、在宅時でも玄関ドアは施錠する
- 在宅時でも、使用していない窓は施錠する
- 来訪者には、慎重に対応する
- 他人にむやみに住所を教えたり、自宅に招いたりしない
- 気軽に合鍵を人に渡さない
3:携帯電話・インターネット対策
- ブログやSNSサイトなどで、個人情報を必要以上に公開しない
- 知らない電話番号からの着信には出ない。非通知着信拒否設定にする
- むやみに電話番号やメールアドレスを人に教えない
「ストーカーかも・・・・」と思ったら
もし、「ストーカーかも・・・?」と不安を感じたら、一人で解決しようとせず、まず、家族や友人など、信頼できる人に相談しましょう。そして、警察にも相談しましょう。全国共通の短縮ダイヤル「#9110」でも相談に乗ってもらえますので、不安なときは、一人で考え込まず、相談することが大切です。
被害は受けていないけれど、なんだか怖いと不安に感じるときは、防犯グッズを携帯するようにしましょう。屋外用携帯緊急通報システム「ココセコム」があれば、不安なときにセコムに通報でき、ご要請に応じてセキュリティのプロが駆けつけてくれるので安心ですよ!
被害に遭う前に、しっかり対策して、「防犯女子」として、「安全・安心」の毎日をお過ごしください。
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