防犯 2021年06月09日

第332回 女性が知っておきたい雨の日の防犯・安全対策

今年は、全国的に梅雨入りが早いようですね。
梅雨の晴れ間には夏の気配を感じるようになりました。熱中症にも注意しましょう。
さて、雨の日には、晴れの日とは異なる防犯上の危険が潜んでいるものです。雨の日は家の中でも、外でも、それぞれ注意したいことがあります。一人暮らしの女性や、一人で外出することがある女性は、ぜひ「梅雨時の安全の心得」としてお読みください!

2021.6.9更新

今年は、全国的に梅雨入りが早いようですね。
梅雨の晴れ間には夏の気配を感じるようになりました。熱中症にも注意しましょう。
さて、雨の日には、晴れの日とは異なる防犯上の危険が潜んでいるものです。雨の日は家の中でも、外でも、それぞれ注意したいことがあります。一人暮らしの女性や、一人で外出することがある女性は、ぜひ「梅雨時の安全の心得」としてお読みください!

雨の日は泥棒が入りやすい?自宅での防犯対策

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一人暮らしの女性なら、日ごろからご自宅の防犯対策を意識していると思いますが、雨の日は犯罪者が好む条件がそろっており、いっそう警戒が必要です。

たとえば、雨には音を吸収する作用があります。
侵入手口に多いのは「窓ガラスを割って侵入する」方法ですが、雨のせいで音に気づきにくくなることは少なくありません。
また、雨が足跡を消してしまうので、侵入の痕跡が残りにくくなります。
加えて雨の日は薄暗く、道を歩く人も傘などで視界が悪くなるため、犯行が見つかるリスクが減るなど、犯罪をもくろむ者にはうってつけなのです。

これらを踏まえて、一人暮らしの女性が雨の日に備えて対策しておきたいことをまとめます。

<雨の日も安心!「侵入窃盗」の被害を防ぐために>
(1)玄関・窓の施錠を徹底する

ゴミ出しなどわずかな時間の外出でも、必ず窓と玄関の施錠をしましょう。
在宅時も、玄関の施錠はもちろん、窓を開けっぱなしにするのもなるべく控え、鍵を閉めておきましょう。

(2)玄関や窓まわりの防犯性を高める
侵入に時間がかかる家は狙われにくく、侵入を諦めることも多いとされています。
侵入口にされやすい玄関と窓ガラスは、補助鍵を付けるなどして「ダブルロック」にしましょう。
「ガラス破り」の手口を防ぐため、窓ガラスには防犯フィルムを貼るとより安全性が高まります。
玄関や窓まわりなど、自宅の防犯対策に役立つ防犯グッズは、こちらの「あんしんコラム」でも詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

【あわせて読みたい関連コラム】
一人暮らしの女性を守る「自宅の防犯グッズ」を紹介!

(3)来訪者にはインターホンで対応
雨の日は、インターホンの声が聞きとりにくい、傘などで相手の顔が見えにくいことがあります。
相手の素性がはっきり確認できない限り、むやみに玄関ドアを開けて対応しないほうが安全。
雨の日は普段以上に慎重に対応しましょう。

(4)ベランダや窓まわりに足場になるものを置かない
自転車や家庭ゴミなど、ベランダや窓の外に置いたものが足場にされ、侵入を許してしまうことがあります。
玄関先やベランダに荷物やゴミを置いていると、外からの目隠しになり、「身を隠しやすい」「侵入しやすい」と認識されることになりかねません。家の周囲やベランダには、できるだけ余計なものを置かず、通りからの見通しをよくしておくことも防犯対策になります。

雨の日の一人歩きはご用心!外出時の防犯対策

雨が降っていると、人が近づいてくる音や気配に気づきにくいものです。
傘で視界も遮られ、背後の気配がわかりにくくなるため、突然襲われる可能性もあります。
バイクや自転車で後ろから近づいてくる「ひったくり」は、女性の被害者が7割を占めているのが実態です。
雨の日に外出する女性は、「雨の日のリスク」を思い出し、いつも以上の警戒心をもって歩いてくださいね!

<雨の日は警戒レベルアップ!外出するときの防犯対策>
(1)「ながら歩き」はしない

スマートフォンを操作しながら、音楽を聴きながらなどの「ながら歩き」は、天候が良いときでも危険。
雨の日は特に、余計なことはせず、周辺の状況確認に意識を向けて歩きはましょう。

(2)ときどき振り返って後ろを確認
ひったくりやつきまといなど、後ろから迫る危険をいち早く察知できるよう、雨の日は特に意識的に後ろを警戒することが大切です。傘を上げて、広い視界で確認する方向を見るようにしてください。

(3)視界の良い傘を選んで、浅めにさす
一部が透明になった傘やビニール傘など、視界が良い傘をさしましょう。最近は、おしゃれな模様入りのビニール傘などもありますね。
なるべく傘の柄を長く持ち、浅めにさすと周囲がよく見えます。雨に濡れるのが気になるときは、レインコートなども併用しましょう。

(4)手荷物はなるべくコンパクトに
雨の日は傘をさすので、手荷物はなるべく小さくまとめましょう。
両手が使えるよう、肩掛けや斜め掛けができるショルダーバッグがおすすめです。
ひったくり対策として、車道とは反対側にバッグが来るように持ってください。

* * * * * * * * *

女性が知っておきたい雨の日の防犯対策をご紹介しましたが、外出するときはケガや事故にも注意しましょう。 雨で濡れて路面がいつもより滑りやすくなっています。
マンホール、道路の白線、タイルの歩道や床、駅や横断歩道の階段などは、特に転倒の危険性が高い場所です。
お出かけするときは、歩きやすくて滑りにくい靴やレインシューズを選びたいですね。
近ごろはレイングッズもおしゃれなアイテムが増えているので、雨の日も気分が上がりそう。
お好みのレインファッションを楽しみながら、梅雨も楽しく、安全にお過ごしくださいね!

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