防災・防火 2024年11月06日

第415回 秋と冬の乾燥対策

気温が下がって空気が乾燥する秋と冬。
肌トラブルや体調不良が出やすいときでもあります。
空気が乾燥すると火災や感染症のリスクも高まるので、自分を守るための対策が大切です。
今回は、秋冬シーズンに備えて乾燥対策をまとめます。
肌ケアや、健康管理に加えて火災予防についても参考にしてみてください!

お肌も、部屋も保湿を忘れずに!

湿度が低くなると、肌荒れやのどの不調が起こりやすくなります。
また空気が乾燥しているとウイルスや細菌が浮遊するため、風邪やインフルエンザといった感染症にもかかりやすいとされます。

自分自身はもちろん、部屋の「保湿対策」も重要です。

・加湿器で部屋の湿度管理を
室内で快適に過ごせる湿度は40~60%。
40%以下だと目や肌の渇きを感じやすくなり、空気中のウイルスが活性化しやすくなるそう。
秋冬の乾燥に加え、暖房器具を使用するといっそう湿度は低下するので、加湿器を使って部屋の湿度を保つようにしましょう。
濡れタオルを枕元に干したり、観葉植物を置いたりするのもおすすめです。

・保湿で肌をケア
秋冬は気温の低下とともに肌が乾燥しやすくなります。乾燥肌はかゆみや赤みの原因になるので、保湿力の高いハンドクリームや保湿クリームを取り入れ、こまめな保湿を心がけましょう。

・水分補給を忘れずに!
秋冬は水分補給を怠りがち。
汗をかいていなくても体内の水分は失われています。
のどが乾燥していると感染リスクも高まるので、水分補給はこまめにおこないましょう。
夏の熱中症対策ではないので温かい飲み物でかまいません。身体を冷やさないように注意してくださいね。

風邪やインフルエンザに負けないために体調管理を

寒い季節は風邪やインフルエンザなどの感染症が流行します。
特に、ひとり暮らしの女性にとって体調を崩すことは大きな不安要素。
外出時や帰宅後のちょっとした心がけで、感染症のリスクを軽減できます。

・手洗い、うがいの習慣
外出先から帰宅したら、まずは手洗いとうがいを徹底しましょう。
ウイルスや菌は、手を介して口や目、鼻から体内に侵入することがあります。
手をしっかり洗うことが感染症予防の基本です。
石けんをよく泡立て、たっぷりの水で洗い流しましょう。
アルコール消毒が効く場合もあります。手洗いと手指のアルコール消毒を習慣化できると良いですね。

・マスクの着用
秋冬の感染症予防には、外出時のマスク着用もおすすめ。
特に人が多く集まる場所では、飛沫感染を防ぐためにもマスクを活用しましょう。
マスクは、のどの乾燥を防ぐ役目も果たしてくれます。

・良質な睡眠と食事で免疫アップ
免疫を高めるためには、栄養バランスの取れた食事と十分な睡眠が重要です。
たんぱく質をしっかりとり、質の良い睡眠のために規則正しい生活を心がけて、感染症や風邪に負けない身体づくりを心がけましょう。

火災対策を再チェック!

乾燥する季節は、火災のリスクも高まります。
火災対策を確認しておきましょう。

・暖房器具の取り扱い
電気ストーブやガスヒーターなどの暖房器具は、取扱説明書をよく読んで正しく使いましょう。
布団やカーテン、洗濯物など、燃えやすいものの近くに置かないよう注意が必要です。
長時間外出する際には、必ず電源を切り、暖房器具を完全にオフにすることを忘れないでください。

・キッチンでの火の取り扱い
キッチンは火災のリスクが高い場所。
コンロを使用したあとは火が完全に消えていることを確認してください。
万が一に備えてすぐ手が届く場所に消火器を用意しておきましょう。
また揚げ物をする際は油の温度管理に気をつけ、目を離さないようにしてください。

・電源コードの安全確認
電気機器の電源コードが古くなっていたり、コンセントにほこりが溜まったりしていると、発火の原因になります。
電源タップやコードを定期的にチェックして、破損や劣化がないか確認しましょう。
暖房器具や加湿器など、多くの電気機器を同時に使用するケースが増えると思います。
タコ足配線やコンセントの過負荷も発火の原因になるので、必要に応じて分散するよう注意して配置しましょう。

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秋冬は乾燥や寒さによって体調を崩しやすく、火災のリスクも高まります。
早めの対策を心がけ、寒い季節を元気に過ごしましょう!

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